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東山紀之、3年ぶり藤沢周平時代劇に主演 短編『小川の辺』映画化

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 少年隊東山紀之主演で、作家・藤沢周平原作の短編小説『小川の辺』が映画化されることが1日、わかった。東山は、第18回日本映画批評家大賞主演男優賞を受賞した『山桜』(2008年)以来、3年ぶりに篠原哲雄監督とタッグを組んで藤沢作品に挑む。「魂を揺さぶられる作品にめぐりあえた」と喜び勇む東山は、「岐路に立たされた人はどんな選択を迫られるのか。 絆、葛藤、そして本当の優しさとは何か。藤沢文学はいつも考えさせてくれます。そんな主人公を精一杯演じさせて頂きます」と意気込みを語った。

 同作は、『山桜』、『花のあと』(2010年)に続き、山形県庄内地方をイメージした“海坂藩”が舞台の作品。東山が演じる主人公・戌井朔之助が、藩命によって妹・田鶴の夫、佐久間森衛の討手にされ、「手向かえば、妹でも斬らねばならぬ」という武士のしきたりやその不条理に苦悩する姿が描かれる。現代人にも通じる兄妹の情愛と男女の恋情が交錯する、これまでとはひと味違った藤沢時代劇となりそうだ。

 クライマックスでは、朔之助と佐久間の命を賭けた一騎討ちのシーンもあり、東山の立ち回りの大きな見せ場となる。腹筋1日1000回、1ヶ月間のランニング距離100kmを欠かしたことがないという東山の肉体は、同作のために特別な鍛錬を積むことなく殺陣、時代劇の所作もこなしていけると、製作陣は太鼓判を押す。篠原監督も「前作を上回る立ち回り、そして役づくりにおいても人間的葛藤をたくさん見せていただくことになるかと思います。躍動感のある時代劇活劇、人間劇を共につくりあげていきたい」と期待を寄せる。

 共演は、戌井家の若党(武士の従者、武家奉公人の最上位)・新蔵役の勝地涼、朔之助と剣の腕を認め合ったライバル、佐久間役の片岡愛之助ほか、尾野真千子、松原智恵子、笹野高史、西岡徳馬、藤竜也など実力派俳優が顔を揃える。2011年初夏、全国で公開。

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