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北野武監督が12日、東京・新宿歌舞伎町の新宿ミラノで、2年ぶりの新作『アウトレイジ』の公開初日舞台あいさつを行った。北野映画15作目となる同作には、北野監督と初顔合わせとなる俳優陣をあえて起用。椎名桔平、加瀬亮、三浦友和、國村隼、杉本哲太、塚本高史、中野英雄、石橋蓮司、小日向文世ら主要キャストがズラリ勢揃いし、「せっかく出会えたので、あと2、3本は出たい」(石橋)などと、北野監督にラブコールを送った。
同作は北野監督にとって、2003年の『座頭市』以来7年ぶりとなるR?15指定の“暴力映画”。ヤクザ社会を舞台に、金と権力をめぐる“悪(ワル)い”男たちの群像劇を展開しながら、衝撃的なバイオレンスが炸裂する。
北野監督は「このところ、まるっきり客が入らない映画を撮ってしまって、(客の入りそうな)ヤクザ映画を撮ってみたんですが、ストーリーもキャストのメンツも変えて、エンタメ色を濃くした。キャリアのある役者を揃えると、何も言わなくても、勝手に芝居してくれるから、楽でした」と北野監督一流のシャレで出演陣に敬意を表した。
北野映画初出演となった俳優陣は、「撮影は本当にスピーディーで、自分で申告しないと撮り直しはない、緊張感のある楽しい現場でした」(椎名)、「緊張しながら演じました」(加瀬)、「武さんと面と向かって芝居するとこちらも緊張しちゃって…」(小日向)と、“世界のキタノ”の現場の感想を口にした。
三浦は「監督から指示らしいものは一切なかった。見放されていたのかな…」と北野監督をチラリと見るも、北野監督は目を合わさず。國村が「私にも何も…」と三浦をフォローすると、杉本や塚本も「監督と話す機会もなくて…」と、物足りなさそうに続いた。極めつけはベッドシーンのある椎名で、「助監督から聞いた監督の伝言が『普通にやって』でした。普通にやって…って」と顔を赤らめた。
石橋が「北野監督がもう映画はやらないと言い出したら困る。せっかく出会えたので、あと2、3本一緒にやらせてほしい」と口にすると、ほかの俳優たちも映画のアピールに力が入った。加瀬は「これまで北野映画は、本で言えば行間を読むような映画だと思っていたが、今作は行間なんて全くないエンタメ映画。監督にとっても新しい挑戦だったと思いますし、自分にとっても新鮮でした。女性の方にも男たちってバカだなと思って楽しんでもらえれば」と話した。
舞台あいさつの会場となった新宿ミラノは、都内でも最大級の収容人員を誇る劇場だが、初回、2回目ともに客席は満員御礼。北野監督は「初日から入ってもらい感謝しています。ありがとうございました」と深々と頭を下げていた。
【映画『アウトレイジ』情報】
⇒北野監督インタビュー 「わかりやすいけど痛すぎる暴力映画」を撮ったワケ
⇒手に汗握る展開! 映画予告編
⇒衝撃的なシーンも 場面ショットフォトギャラリー
◆映画情報 最新映画ニュース一覧|インタビュー バックナンバー
北野武監督が12日、東京・新宿歌舞伎町の新宿ミラノで、2年ぶりの新作『アウトレイジ』の公開初日舞台あいさつを行った。北野映画15作目となる同作には、北野監督と初顔合わせとなる俳優陣をあえて起用。椎名桔平、加瀬亮、三浦友和、國村隼、杉本哲太、塚本高史、中野英雄、石橋蓮司、小日向文世ら主要キャストがズラリ勢揃いし、「せっかく出会えたので、あと2、3本は出たい」(石橋)などと、北野監督にラブコールを送った。
同作は北野監督にとって、2003年の『座頭市』以来7年ぶりとなるR?15指定の“暴力映画”。ヤクザ社会を舞台に、金と権力をめぐる“悪(ワル)い”男たちの群像劇を展開しながら、衝撃的なバイオレンスが炸裂する。
北野監督は「このところ、まるっきり客が入らない映画を撮ってしまって、(客の入りそうな)ヤクザ映画を撮ってみたんですが、ストーリーもキャストのメンツも変えて、エンタメ色を濃くした。キャリアのある役者を揃えると、何も言わなくても、勝手に芝居してくれるから、楽でした」と北野監督一流のシャレで出演陣に敬意を表した。
北野映画初出演となった俳優陣は、「撮影は本当にスピーディーで、自分で申告しないと撮り直しはない、緊張感のある楽しい現場でした」(椎名)、「緊張しながら演じました」(加瀬)、「武さんと面と向かって芝居するとこちらも緊張しちゃって…」(小日向)と、“世界のキタノ”の現場の感想を口にした。
三浦は「監督から指示らしいものは一切なかった。見放されていたのかな…」と北野監督をチラリと見るも、北野監督は目を合わさず。國村が「私にも何も…」と三浦をフォローすると、杉本や塚本も「監督と話す機会もなくて…」と、物足りなさそうに続いた。極めつけはベッドシーンのある椎名で、「助監督から聞いた監督の伝言が『普通にやって』でした。普通にやって…って」と顔を赤らめた。
石橋が「北野監督がもう映画はやらないと言い出したら困る。せっかく出会えたので、あと2、3本一緒にやらせてほしい」と口にすると、ほかの俳優たちも映画のアピールに力が入った。加瀬は「これまで北野映画は、本で言えば行間を読むような映画だと思っていたが、今作は行間なんて全くないエンタメ映画。監督にとっても新しい挑戦だったと思いますし、自分にとっても新鮮でした。女性の方にも男たちってバカだなと思って楽しんでもらえれば」と話した。
舞台あいさつの会場となった新宿ミラノは、都内でも最大級の収容人員を誇る劇場だが、初回、2回目ともに客席は満員御礼。北野監督は「初日から入ってもらい感謝しています。ありがとうございました」と深々と頭を下げていた。
【映画『アウトレイジ』情報】
⇒北野監督インタビュー 「わかりやすいけど痛すぎる暴力映画」を撮ったワケ
⇒手に汗握る展開! 映画予告編
⇒衝撃的なシーンも 場面ショットフォトギャラリー
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2010/06/12