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　俳優・役所広司が6日、初監督を務めた映画『ガマの油』の初日舞台あいさつを都内で行った。総移動距離約5200キロに及ぶ全国8ヶ所での地方キャンペーンを経て迎えた公開初日に役所監督は「監督としてやらせてもらって、好きなキャストやスタッフとできて、僕の俳優人生で最高の記念日」と安堵の表情を浮かべた。

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　約2年の企画構想を経てメガホンを執り、全国行脚でPRに務めてきた役所監督は、共演者の瑛太、小林聡美、益岡徹らと共に緊張した面持ちで登壇。「リラックスするために」と観客と共に三三七拍子で門出を祝うと「今日から（作品が）1人立ちします。かわいがって欲しいな」。

　役所監督と親子役で初共演した瑛太は「年齢的には役所さんと半分くらい違うのに、温かい声をかけてくださった。大好きです」。小林は「この日のための取材や、大黒柱のように頑張り続けた姿に感動。お疲れ様でした」とねぎらいの言葉をかけた。

　また、先月行われたプレミア試写会で目入れしたガマガエルのイラストのもう片方にも目を入れヒット祈願。役所は「よく“大ヒット上映中”と放送されるけど、それが真実になればな」と目を細めていた。