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　俳優・松山ケンイチが24日（日）夜7時頃、公開初日から2日間で全国11都市14ヶ所を回る主演映画『デトロイト・メタル・シティ』“ド・エム・キャンペーン”の最終地として、東京・TOHOシネマズ六本木で舞台挨拶を行った。過密スケジュールに音を上げ、途中で逃亡を図ったことを李監督から暴露され、会場が続編を期待する雰囲気に包まれると「完全燃焼した」と思わず本音を吐露。2日間で精も根も尽き果てた様子だった。

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　スウィートな渋谷系ポップス歌手を夢見る主人公・根岸宗一が、所属事務所の意向でデスメタルバンド・DMCのボーカル・ヨハネクラウザーII世として活動させられるという映画の内容をまさに地で行った今回のドMキャンペーン。松山は「暖かいご飯が食べたくなったから、駅から逃げようと思った」と逃亡を図るも「宣伝部の人達に肩をがっちりつかまれて失敗しました」と切なそうにうなだれ、会場の爆笑をさらった。

　また共に登壇した共演の加藤ローサは「（作中で）クラウザーさんに罵声を浴びせられたけど、良い体験が出来た」と満面の笑み。ベースのジャギを演じた細田よしひこは「L’Arc〜en〜Cielのtetsuさんが映画を気に入ってくれているらしくて、僕も認められたみたいで嬉しい」と喜びを爆発。さらに、ドラムのカミュ役のロバート・秋山竜次は「バラエティとの（ギャラの）差はどのくらいなんでしょうね。お金もらえるのが楽しみ」とビジネスモードで期待をふくらませた。

　DMCメンバーが揃うのはこの日が最後ということもあり、客席から続編を望む声が飛ぶと、松山は「僕としてはやりきった感がある。完全燃焼しました」とあっさり。慌てて秋山が「嘘でも『もう1回やりたいです』とか言っとけ」とフォローすると、細田も「俺、“松山ケンイチ信者”なんで付いて行きます！」と違った意味で目を輝かせ、松山は苦笑いのまま「ぜひ僕も（第2弾を）やりたいです」と吐き出すのがやっとだった。