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【平清盛】源義朝役の玉木宏、宿命の対決終え「ふわ〜としています」

 NHK大河ドラマ『平清盛』に主演する俳優・松山ケンイチと、清盛のライバル・源義朝を演じる玉木宏が3日、東京・渋谷のNHK放送センター内で会見した。5月22日にクランクアップした玉木は、役作りのため「マックスで73キロまで増やした体重から7キロくらい落ちました」と見た目もすっきり。「全力でやらせてもらった現場が終わって、ふわ〜としていますね。気持ちが途切れてしまったよう…。それだけ良い現場だった。幸せでした」と胸を張った。

平清盛役の松山ケンイチ(左)と源義朝役の玉木宏 (C)ORICON DD inc.

平清盛役の松山ケンイチ(左)と源義朝役の玉木宏 (C)ORICON DD inc.

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 1日放送の第26回で、信西(阿部サダヲ)に冷遇されていた義朝(玉木)が、後白河上皇(松田翔太)の側近・信頼(塚地武雅)らと結託し、決起。世にいう「平治の乱」が起こる。次回、8日放送の第27回「宿命の対決」では、武士と貴族の立場が逆転する象徴的なシーンと、「平治の乱」を決着させる清盛(松山)と義朝(玉木)の「一騎打ち」が描かれる。

 一騎打ちのシーンは、総重量12キロの大鎧(おおよろい)を着た松山と玉木が、馬上でのアクション、地上での殺陣、すべて吹き替えなしでやりきった。清盛は宋剣で、義朝は太刀で、命をかけて戦い、徐々に疲れていく様子までリアルに再現。松山は「すべてうまく行ったような感じ。満足した出来になっています」ときっぱり。玉木も「力ではかなわない清盛の剣の隙を狙う、太刀の特徴を生かした殺陣が見られると思う。いままで見たことがないものにしたい。模索しながらやりました」と満足げだった。

 一騎打ちのシーンは、2人の立ち回りだけでなく、「武士というカテゴリーの中では平氏も源氏も同志であり、ファミリーみたいな関係だった2人が戦うことになり、一方が負けていなくなってしまうのはさみしいし、心苦しいという気持ちも良く出ていると思う」と松山。「第27回が一番、僕の中では心が震えた回になりました」とアピールしていた。

 今後の展開について松山は「平治の乱を経て、清盛は公卿たちと渡り合い、政治を行なっていく。武家の棟梁というより、政治家になって、国を豊かに変えるという夢に向かっていく。かといって、根は武士なので、貴族にはなりきれない。公卿たちに染まらないようにやっていきたい」と語ると、玉木は「視聴者として期待して観たいと思います」とエールを送った。

 なお、8日の放送では、6月17日放送の第24回「清盛の大一番」で初めて試みたツイッターによる生解説を再び実施する。前回は放送時間中、前週比139%となる約2万2000を超える関連ツイートが発生したとして、新たに番組専用アカウント(@nhk_kiyomori)を開設(7月2日現在でフォロワー数は約9000)。今回はゲストに時代考証の本郷和人氏(東京大学史料編纂所准教授)を招き、磯智明チーフプロデューサーとともに、各シーンの背景解説や見どころ、制作裏話をツイートする。

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  • 平清盛役の松山ケンイチ(左)と源義朝役の玉木宏 (C)ORICON DD inc.
  • 仲睦まじい様子も (C)ORICON DD inc.
  • 笑顔の玉木 (C)ORICON DD inc.
  • NHK大河ドラマ『平清盛』の会見に出席した松山ケンイチ (C)ORICON DD inc.
  • NHK大河ドラマ『平清盛』の会見に出席した(左から)松山ケンイチ、玉木宏 (C)ORICON DD inc.
  • NHK大河ドラマ『平清盛』の会見に出席した(左から)松山ケンイチ、玉木宏 (C)ORICON DD inc.

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