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松本人志監督、ロカルノ国際映画祭で『さや侍』上映 8000人の拍手に思わずバンザイ

 スイス南部のロカルノで開催中の『第64回ロカルノ国際映画祭』で現地時間12日夜(日本時間13日早朝)、松本人志監督の『さや侍』が街の中央広場ピアッツァ・グランデで上映された。巨大スクリーン(幅約26メートル、縦約14メートル)を設置し、約8000人の観客を収容できる同広場での上映は、ロカルノの目玉の一つ。観客と一緒に作品を鑑賞した松本監督は上映が終わると、目を潤ませながら両手を高々と挙げて立ち上がり、観客の拍手に応えた。

スイスで開催中の『第64回ロカルノ国際映画祭』で『さや侍』が上映 (左から)松本人志監督、熊田聖亜、野見隆明、板尾創路

スイスで開催中の『第64回ロカルノ国際映画祭』で『さや侍』が上映 (左から)松本人志監督、熊田聖亜、野見隆明、板尾創路

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 ロカルノは一般の観客が映画を楽しみ、監督もその反応を肌で感じられるのが特色。「まずあの会場に足を踏み入れた時に『何だこの感じ』という。会場の雰囲気がすごかった」という松本監督は「何か気の利いたことを言いたいが…言葉が出ないというか、観てもらったまんま、あの感じという感じです」と万歳をしながら立ち上がった瞬間を振り返った。満員の観客からの拍手に「正直言ってこれほど完ぺきに入れてもらえるとは思わなかったので、次どうしようかと思っている」ととまどいを見せながらも、「オッティモ(イタリア語で最高の意味)としか言いようがない。結構なオッティモです」と話していた。

 上映前には、同映画に出演した板尾創路野見隆明、子役の熊田聖亜、吉本興業の大崎洋社長が舞台あいさつに登壇し、松本監督は前日に引き続き、「オッティモ」尽くしのあいさつで会場の笑いを誘った。野見は緊張のせいか「親子のきずなを…」と話したところで言葉が詰まり、対照的に熊田は「スイスという素晴らしい所に来られたのも松本監督のお陰で、すごく感謝しています」と堂々とあいさつ。板尾は「ジャパニーズ・アクターとして、この大きなスクリーンに映ることを光栄に思います」と話していた。

 また、同日午前に行った記者会見では、「こっちの方は映画に対してすごく真面目というか一生懸命。日本人は映画館で面白くても我慢する。面白くても笑いをこらえちゃう。泣きそうになるのをぐっとこらえちゃうっていうのがあるが、そうじゃなくて、面白かったら笑ってほしいし、悲しかったら全然気にしないで泣いたらいいし。ヨーロッパの人たちはそういうところがすごく長けているというか、日本人はまだ照れが相当あるのかな。自分も含めて感動とかをもっと表現できたらと思う」などと熱弁をふるっていた。

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