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桜庭ななみ「私のこと忘れないでください」と号泣 『最後の忠臣蔵』初日舞台あいさつ

 女優の桜庭ななみが18日、東京・丸の内ピカデリーで映画『最後の忠臣蔵』の初日舞台あいさつに立ち、「(昨年の)誕生日に夜までリハーサルをされて、コノヤロウと思ったりもしたけれど…」と撮影時を思い出しながら号泣。「役所(広司)さん、佐藤(浩市)さん、杉田(成道)監督、この公開が終わっても私のこと忘れないでください」と初日を迎えた喜びや寂しさなどが入り交じった感情を涙とともに爆発させた。

 桜庭の目がみるみる赤くなり、涙があふれ出た。この日の舞台あいさつでは、登壇したキャストの役所広司佐藤浩市、桜庭に、それぞれゆかりのある人物から寄せられた手紙が朗読された。

  桜庭に宛てた手紙の主は、同じ壇上にいた杉田成道監督。「君はよく頑張りました。1ヶ月にもおよぶ長い長い稽古の日々。京都での寒い寒い撮影の2ヶ月…」と手紙が読み上げられると、桜庭はマイクを握り締め、思いのたけを述べた。

 「オーディションではただ台本を読んだだけだったので、絶対に落ちたと思っていたが、杉田監督には撮影前に1ヶ月間リハーサルとして発声からワンシーン、ワンシーン、一から教えてくださって。誕生日の夜までリハーサルされて、コノヤロウと思ったこともあったんですけれど、このように初日を迎えられて・・・。お客様から拍手もらえたのも、監督のおかげ、役所さん、佐藤さん、ほかのキャストのみなさん、スタッフのみなさんのおかげです。ありがとうございました。この公開が終わっても、私のことを忘れないでください」

 横で聞いていた役所は、ハンカチを差し出し「これで、鼻をふんとしなさい」とやさしく声をかけ、佐藤も微笑ましそうに見つめていた。杉田監督も「役者にコノヤロウと思われるのが監督の仕事」と嬉しそうだった。

 また、役所には同作の美術監修を担当した西岡善信氏から、佐藤には同作の脚本家で、27年前に佐藤が出演した映画『魚影の群れ』(1983年)も手がけた田中陽造氏から、それぞれ手紙が朗読された。役所は「こんなベタな演出になっているとは知らなくて…、さすが杉田組だな」と話しながら、感激の面持ちだった。

 同作は、江戸時代から300年にわたって語り継がれてきた忠臣蔵の16年後の物語。1703年の赤穂浪士による討ち入り事件のリーダー・大石内蔵助の密命を受け、生き残った2人の男の過酷な半生を描く。役所は、内蔵助から隠し子・可音を守れと命じられた瀬尾孫左衛門を、佐藤は討ち入りの真実を後世に伝え、切腹した浪士たちの遺族の暮らしを助ける使命を与えられた寺坂吉右衛門を、桜庭は16歳に成長した内蔵助の隠し子・可音を演じている。

感激の涙をこぼす桜庭ななみ(C)ORICON DD inc. 

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  • 感激の涙をこぼす桜庭ななみ(C)ORICON DD inc. 
  • 涙の桜庭ななみにハンカチを差し出す役所広司(右)(C)ORICON DD inc. 
  • 役所広司(C)ORICON DD inc. 
  • 佐藤浩市(C)ORICON DD inc. 
  • 桜庭ななみ(C)ORICON DD inc. 
  • 左から桜庭ななみ、役所広司、佐藤浩市、杉田成道監督(C)ORICON DD inc. 

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