タレントの西川きよしが座長を務め、妻のヘレン、息子の忠志ら西川ファミリーが出演する舞台『おとうちゃんのコロッケ キッチン・ナカニシ三代目』の初日公演が10日、大阪・新歌舞伎座で行われ、きよしら出演者が終演後にインタビューに応じた。興奮冷めやらぬといった様子のきよしは「2010年12月10日が、西川きよしの新しい誕生日になりました。本当に嬉しくて・・・嬉しくて」と感無量。ヘレンに見守られながら「とにかく千秋楽まで毎日、お客様にに喜んでいただくことが先決。これからも、よろしくお願い致します」と、千秋楽へ向けて気を引き締めていた。

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　同舞台は1969年の大阪を舞台に、洋食屋を営む一家を描いたヒューマンドラマ。西川ファミリーのヘレン、忠志、かの子のほか、きよし演じる中西清一郎の妻役を演歌歌手・神野美伽、弟・中西陽二役を俳優・美木良介、清一郎の母・千代役を女優・淡島千景が特別ゲストとして務める。また、きよしが37年にわたって司会を務めた演芸合戦番組『素人名人会』が、新歌舞伎座スペシャルとして同時上演される。

　きよしと44年ぶりにステージで共演するヘレンは「長男長女、家族で舞台に出させて頂くのは、考えれば考えるほどありえないこと。どれだけありがたいことか」と感謝。初日公演に集まった報道陣に向けても「主人を心から愛してくださっていることを感じ、主人は幸せな人だなあと感じております。最後まで、主人の事をお守り頂けたらと思います」と語りかけ、きよしは照れ笑いを浮かべていた。

　きよしとは旧知の仲だという神野は「素晴らしい気持ちで初日を終えさせていただくことができた。千秋楽の23日までは、（ヘレンとの）“ダブル嫁さん”で頑張っていきたい」と笑いを誘った。また淡島は、華々しく結成された『西川劇団』に「これからどんどん関西を代表する劇団になってほしい。関東に足を運んで頂けるほどの劇団になってほしい」とエールを送った。

　同舞台には日替わりゲストとして笑福亭仁鶴、笑福亭鶴瓶も出演。インタビューにはほかに、忠志、かの子、美木、お笑いコンビのランディーズが出席した。