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NHK次期朝ドラ『てっぱん』の“語り”に中村玉緒 芸歴50年で初ナレーション

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 NHKは17日、次期朝の連続テレビ小説『てっぱん』(NHK総合・前8:00〜ほか 9月27日スタート)の“語り”を女優・中村玉緒(70)が担当すると発表した。同日、NHK大坂放送局での会見に出席した中村は「50年以上女優をしていて、やらせていただいていないのが、このナレーションでした。話をもらって嬉しいのですが、時間がたって、大変緊張してきています」とベテランならではの初挑戦に緊張感を漂わせた。

NHK次期朝ドラ『てっぱん』の“語り”を務める中村玉緒 

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 同作は大阪と広島・尾道を舞台に、イケズ(関西で「意地悪」の意)なバアさん・初音(富司純子)と、ガンボ(広島で「やんちゃ」の意)な孫娘・村上あかり(瀧本美織)が共に成長し、お好み焼き屋での奮闘を笑いと涙で綴る鉄板繁盛記。中村は「大阪に来れば必ずお好み焼きと焼きそばを半分食べます。それが、大阪に来た最初の日の夕食になります。堂々と関西弁を使わせていただけるのが嬉しいです。まず、関西弁を堂々と使える、関西女をナレーションでできればいいなと思います」と喜びを感じたという。

 誰もが知る大物女優だが、意外にも今回がナレーション初挑戦だ。中村は「ドラマの中で、どういう答えをしたらいいか、出ている相手ならわかるが、次の答えの間の心の声を私が代役する時などがある。ポッと空間が出来たとき、言葉の谷間を埋めていく、大変難しいナレーションなんです。だから、その辺をどういう風に入れていったらいいのか。『このナレーション要らないんじゃないか』と視聴者の方に言われないようにしていきたいと思います」と難しさも感じていると話した。

 海辺潔チーフプロデューサーは中村の起用理由を「玉緒さんの妖精のような素の部分と、お芝居をやった時のグッと地に足のついた部分、この両面を是非『てっぱん』の中で存分に使い分けていただけないかなあ、というのが一番の理由です」と説明。“語り”は「客観的なものというより、むしろ視聴者目線で時に出演者につっこみを入れ、時にボケてみたりと、出演者の一人」と位置づけ、「語りと出演者が掛け合い漫才のようなことになる瞬間を玉緒さんの自由自在な語り口で楽しんでいただければ」と話していた。

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