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　タレントの木下優樹菜が18日、東京・六本木で行われた『ショートショート フィルムフェスティバル＆アジア2010』（略称SSFF＆ASIA）の特別製作作品完成披露試写会にゲスト出演した。木下は同映画祭のコンペティションに新設された「ミュージック short クリエティブ部門」の特別製作作品『ゆっきーな』（渡邊世紀監督）で映画初主演。「誰も見たことがない優樹菜がいます。純粋な気持ちを思い出せていただきました。クライマックスの表情は演技ではなく、自分の中で何かがあったと思う」と話し、その出来ばえに自信をのぞかせた。

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　同作は、大黒摩季の代表曲「あなただけ見つめてる」にインスパイアされて制作された11分38秒の作品。好きな人のために外見も変える一途な女性を演じた木下は、ギャルスタイルから黒髪に染め直し、ナチュラルメイクにリクルートスーツ姿で役作り。「私も芸能界に入って更生した。夢中になれるものを見つけて、変わった自分と重なるものがある」と話した。

　同部門は各レコード会社の協賛のもと、公式にエントリーされた楽曲をテーマ曲に、そこからインスパイアを受けたクリエーターが自由に制作した映像作品を対象としている。一般公募から107本の応募があり、内27本を上映予定。発表会では『ゆっきーな』、『ミステルロココ』（日高尚人監督）、『me,too』（FROGMAN監督）の特別製作作品3作品が上映され、キャストや楽曲提供者も顔をそろえた。登壇者は『ミステルロココ』に主演した女優・佐津川愛美、相手役の猫ひろし、同作に楽曲「Brave vibration」を提供した土屋アンナ、FROGMAN監督、「me,too」を提供した男女ユニット・LIL、同映画祭の代表を務める俳優の別所哲也ほか。

　『SSFF＆ASIA』は日本発のアジア最大級の国際短編映画祭。6月16日〜20日まで東京・ラフォーレミュージアム原宿ほかにて開催される。短いもので1分、長いものでも25分（同映画祭規定による）という短時間のなかにメッセージを凝縮した映像作品の総称としてのショートフィルムの祭典として12回目を迎える今回は、世界96ヶ国から4000本以上の作品応募があり、選りすぐりの約100作品を一挙上映する。オフィシャルコンペティションの各部門優秀賞の中から選出されるグランプリ作品は次年度（2011年）の米アカデミー賞短編部門の選考対象となる。


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