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“愛と義”の男から一変! 妻夫木聡、初の金髪姿で“極悪人”に挑戦

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俳優・妻夫木聡が、来秋公開の主演映画『悪人』で、役者として初めて金髪に染め上げ、極悪殺人犯を演じることが4日、わかった。現在放送中のNHK大河ドラマ『天地人』で“愛と義”に生きる武士・直江兼続とは真逆の“ワル”を演じる妻夫木。「自分としての力を改めて確かめ、新たな挑戦の気持ちも含めて頑張りたいなと思っています」と新たな気持ちで『天地人』後、初となる主演作品に臨む。

妻夫木聡が新作主演映画『悪人』で金髪姿に 

妻夫木聡が新作主演映画『悪人』で金髪姿に 

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 同作は、芥川賞作家・吉田修一氏の同名小説が原作。九州の片田舎に住む一介の肉体労働者である主人公・清水祐一(妻夫木)は、出会い系サイトで知り合った女性を殺害、さらに別の女性をラブホテルに強引に連れ込み、己の欲望を満たす“極悪人”だ。そんな祐一と運命的な出会いを果たした紳士服量販店の店員・光代が、共に逃避行を繰り広げるというラブロマンスが展開される。

 これまでの、さわやかで誰からも愛される“善人”イメージから一転、九州の片田舎に住む一介の肉体労働者であり、孤独な殺人者という“悪人”を演じる妻夫木。原作を読んだ妻夫木は、意外にも自ら出演を熱望したという。「今回演じる「祐一」は、言葉では説明できないような感情を持っている人で、一筋縄ではいかないと思いますが、悩んで悩んで悩み抜いた中で『祐一』ってものを見つけ出していけたらいいなと思います」と並々ならぬ決意を明かす。

 妻夫木演じる祐一と運命的な出会いを果たし恋に落ちるヒロイン・光代を演じるのは、女優の深津絵里。透明感あふれる演技が持ち味である深津も、今作では深い業を背負った女性を演じる。「監督と原作の魅力を信じて、妻夫木さんをはじめ共演者の皆さんと良い作品になるよう、精一杯がんばりたいと思います」と、こちらも強い覚悟で臨む。

 監督は、2007年の『第30回日本アカデミー賞最優秀作品賞』、さらに『米アカデミー賞』日本代表にも選出された『フラガール』の李相日(り・さんいる)が務める。妻夫木と『69 sixty nine』(04年公開)以来2度目のタッグを組むことになる。

 映画『悪人』は、2010年秋より全国東宝系にて公開。



◆現在出演中の資生堂『uno』CMでは、さわやかな髪型を披露中

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