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DVD化できないハリウッド版“リアル時効警察”!?

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 過去の未解決凶悪犯罪を捜査する米ドラマ『コールドケース』(キャスリン・モリス主演)。ハリウッド版『時効警察』ともいえる同ドラマは、2003年のスタートから日米で大人気を博しているが、その番組の特徴から、これまで日本だけでなく、本国アメリカでも一度もDVD化されていない。

日米で大人気のクライム・サスペンスの最新シーズン『コールドケース5』(C)2008 Warner Bros. Entertainment Inc 

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 その理由は、多くの楽曲が劇中でフィーチャーされていること。同ドラマでは、毎回、過去の事件当時のヒット曲、名曲の数々をドラマ内で使用し、ストーリーや時代背景と音楽をシンクロさせて、その時代の空気感をよみがえらせ、視聴者の共感、感動を誘う。そのため、1シーズンを通すと、数多くのアーティストの楽曲を使用することになり、その許諾が困難になっているのだ。

 日本でも11日からWOWOWで放送されるその最新シリーズ『コールドケース5』第1話では、1990年代が描かれ、オルタナティブ・ロックの人気バンド、ニルヴァーナの曲が全編にわたって流れる(使用楽曲「All Apologies」「Stay Away」「If You Must」「Lithium」「Drain You」「Heart Shaped Box」「Something In The Way」「Come As You Are」)。第2話以降では、エルヴィス・プレスリー、フランク・シナトラ、ワム、スマッシング・パンプキンズ、コールドプレイ、デュラン・デュラン、レッド・ホット・チリ・ペッパーズなど、それぞれの時代の豪華アーティストの楽曲が使用される。

 ドラマは、何十年も前の未解決事件に対して、当時にはなかった技術を駆使し、また当時の関係者へ迫ることで、解決への糸口を見出し、意外な真相へとたどり着くリアル・クライムサスペンス。事件発生当時の時代背景を細かなディテールに至るまで再現し、リアルな描写、演出にこだわることで、臨場感と緊迫感を煽り立てる。そして、そこにその時代の音楽が加わり、視聴者に感情移入させる。

 DVD化されていないにも関わらず、これまでのシリーズはここ日本でも、海外ドラマファンのみならず、幅広い層の音楽ファンからも支持を得ている。『コールドケース5』は、7月11日(土)よりWOWOWにて日本初放送がスタートする。

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  • 銃をかまえる捜査員キャスリン・モリス(C)2008 Warner Bros. Entertainment Inc 

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