■その他の写真はこちら

　劇団四季ミュージカル『ウィキッド』のサントラCD発売を記念したシークレットライブが28日（木）、東京・銀座の山野楽器で行われ、ミュージカル出演を終えたばかりのエルファバ役・濱田めぐみとグリンダ役・沼尾みゆきが会場に駆けつけ、ファンの大歓声を浴びた。

【写真】その他の写真を見る

　劇団四季キャスト盤の『ウィキッド』サントラCD（7月23日発売）は、同日のオリコンデイリーアルバムランキングで10位、8/4付週間アルバムランキングで24位にランクインと、ミュージカルのサウンドトラックとしては異例の大ヒットを記録していた。

　そんななか行われたこの日のイベントは、内容を知らされずに抽選で選ばれた100名のファンの前に突然、濱田と沼尾の2人が登場。会場は歓喜の渦に巻き込まれ、劇中のナンバー「魔法使いと私」「あなたを忘れない」が生で披露されると、感激のあまり涙を流す多くのファンの姿がみられた。

　その後に行われたトークショーでは、舞台上での歌唱とレコーディングでの声のポジションの違いや、アメリカ・ブロードウェイ側の厳しいチェックと細かい直しの指示出しなどに苦労したことが、ジョークを交えながらも赤裸々に語られ、熱心な多くのファンからは感嘆の吐息がもれた。そして、今回のCDのヒットの要因については「世界的な『ウィキッド』の盛り上がりの流れや、曲そのもものもっている力、（劇団四季版のサントラCDを）待っていてくれた人が多かったこと」などを挙げ、ファンに感謝の言葉を述べた。

　最後に濱田は「ファンの方々と舞台以外で直接触れ合える機会はなかなかありません。今日は、私の人生のなかでも大切な宝物になる1日になりました」。沼尾は「初めての経験でうれしかったです。疲れていてもやっぱりがんばらなきゃと思いました」とそれぞれ笑顔で挨拶し、ファンの温かい拍手を浴びた。