俳優の片岡愛之助が5日、都内で行われたNHK大河ドラマ(2025年放送)『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』の記者会見に出席し、本屋商売の師であり、業界最大の敵・鱗形屋孫兵衛(うろこがたや・まごべえ)を演じることが発表された。 片岡が演じる鱗形屋孫兵衛は、大人向けの絵本・黄表紙『金々先生栄花夢』で黄表紙のパイオニアとなった江戸を代表する日本橋(いまの中央区)や深川(いまの江東区)の地本問屋の主。蔦重に初めて本格的な本づくりの仕事を任せるなど、商売の基礎を指南する。やがて蔦重が本格的に本屋業に乗り出すと一転、ライバル関係となり、激しい争いを繰り広げていく。 「鱗形屋孫兵衛と噛みそうな名前なんですけど…」と自らの役名をイジった片岡は「皆さんご存じないと思う。私も最初にお役を伺った時に調べたんですけど、なかなかお顔も出てこないような。そういう意味では皆さまの頭の中に像がないので、自由に務められるなと思い、また蔦重さんの最初は師匠であり、後のライバルになっていく。私も非常に楽しみにいたしております」と意気込みを語っていた。
2023/10/05