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森田剛“戦時中のアナウンサー”を熱演 安田顕も絶賛「五臓六腑が出てくるようなお芝居だった」

 俳優の森田剛橋本愛高良健吾安田顕が4日、都内で行われたNHKスペシャル『アナウンサーたちの戦争』(14日放送 後10:00〜11:29※総合)の取材会に出席した。

“戦時中のアナウンサー”を熱演した森田剛 (C)ORICON NewS inc.

“戦時中のアナウンサー”を熱演した森田剛 (C)ORICON NewS inc.

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 太平洋戦争では、日本軍の戦いをもう一つの戦いが支えていた。ラジオ放送による「電波戦」。ナチスのプロパガンダ戦にならい、「声の力」で戦意高揚・国威発揚を図り、偽情報で敵を混乱させた。行ったのは日本放送協会とそのアナウンサーたち。

 国民にとって戦争はラジオの開戦ニュースで始まり玉音放送で終わった。両方に関わったのが天才と呼ばれた和田信賢アナと新進気鋭の館野守男アナ。2人は大本営発表の勝利を力強く伝え、国民を熱狂させた。同僚アナも南方占領地に開設した放送局に次々と赴任し、現地の日本化を進めた。

 やがて戦況が悪化すると、大本営発表を疑問視する和田と「国家の宣伝者」を自認する館野は伝え方をめぐって激しく衝突。出陣学徒を勇ましく送り出す実況を任され、ただ苦悩する和田を妻・実枝子が叱咤し目覚めさせる。そして館野もインパール作戦の最前線で戦争の現実を自ら知ることになる。

 和田役に森田、和田の妻・実枝子役を橋本、館野役を高良、アナウンサーの米良忠麿役を安田が演じる。脚本は、『PICU 小児集中治療室』『王様に捧ぐ薬指』などの倉光泰子が担当した。

NHKスペシャル『アナウンサーたちの戦争』取材会に出席した(左から)高良健吾、森田剛、橋本愛、安田顕 (C)ORICON NewS inc.

NHKスペシャル『アナウンサーたちの戦争』取材会に出席した(左から)高良健吾、森田剛、橋本愛、安田顕 (C)ORICON NewS inc.

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 森田は、自身が演じた和田というキャラクターについて「自分の言葉で表現する生き方の人だった。そこに魅力を感じたし、僕のやってる仕事にも通じると思いました。それから戦争にすごく左右されて、影響される日々の中で、お互いの信念がぶつかる日々がつらかったですが、それと同時に誇らしく、最後は自分の言葉で責任を持って収めるということができた。すごく幸せな時間でした」と役作りから撮影の期間を回想した。

NHKスペシャル『アナウンサーたちの戦争』取材会に出席した橋本愛 (C)ORICON NewS inc.

NHKスペシャル『アナウンサーたちの戦争』取材会に出席した橋本愛 (C)ORICON NewS inc.

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 学徒出陣のシーンは「撮影の前に学徒の方とコミュニケーションを取ったりもしたので、余計グッとくるものがありました。何より、この作品は現実にもとづいていることが大きい。本当にあったことで、経験した人がいるということ。それを今の時代にやって、今の若者が観たらどう感じてくれるのかと思いますし、考える機会になればいいなと思います」また安田は「すげぇ、やべぇ!ってなっちゃった。奥底から森田さんの五臓六腑が、内臓が出てくるようなお芝居だった」と絶賛した

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  • “戦時中のアナウンサー”を熱演した森田剛 (C)ORICON NewS inc.
  • NHKスペシャル『アナウンサーたちの戦争』取材会に出席した(左から)高良健吾、森田剛、橋本愛、安田顕 (C)ORICON NewS inc.
  • NHKスペシャル『アナウンサーたちの戦争』取材会に出席した橋本愛 (C)ORICON NewS inc.
  • NHKスペシャル『アナウンサーたちの戦争』取材会に出席した高良健吾 (C)ORICON NewS inc.
  • NHKスペシャル『アナウンサーたちの戦争』取材会に出席した安田顕 (C)ORICON NewS inc.
  • 会見中に涙ぐんだ橋本愛=NHKスペシャル『アナウンサーたちの戦争』取材会 (C)ORICON NewS inc.

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