声優の村井國夫が5日、都内で行われた映画『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』の公開記念舞台あいさつに登壇した。 村井は主人公のインディ・ジョーンズの声を担当している。「『インディ・ジョーンズ』に関わったのは40年近く前。40年もできるとは」としみじみ。『スター・ウォーズ』のハン・ソロ役から始まり、「ハリソン・フォードの声を何本やっているかわからないです。『エアフォース・ワン』だとか。ずーっと一緒にやっていると呼吸だとかはわかる」と、遠い距離がありながらもあうんの呼吸となったことを明かしながら、インディがフィナーレを迎えたことについて「寂しく思いますね」と本音を吐露した。 そんな中、サプライズでハリソン・フォードからのビデオメッセージが。スクリーンに映し出されたハリソン・フォードは「シリーズに貢献してくれて、ありがとう。1作目から参加していただき、本当に感謝しています。日本語版インディを演じるあなたの声を聞けてうれしかった。いつかお会いしたいです。でも今はさらなるご活躍をお祈りします」と『インディ・ジョーンズ』という長旅をともにした村井へのメッセージとなった。 胸を抑え喜びをかみ締めた後に、こみ上げるものがあった村井の目には涙が。「感激です。いつまでも元気でいて、『インディ・ジョーンズ』は終わったとしても次の作品でも吹き替えもしたい。本当にありがとうございます」と感謝していた。 『インディ・ジョーンズ』は、考古学者にして冒険家の主人公インディ・ジョーンズが秘宝を求めて世界中を飛び回りながら、さまざまな危険や謎に立ち向かい冒険を繰り広げていく、不朽のアドベンチャー・シリーズ。最新作では、“人類の歴史を変える力”を持つ究極の秘宝を巡り、インディの因縁の宿敵、元ナチスの科学者フォラーと全世界を股にかけ陸・海・空と全方位での争奪戦を繰り広げる。