大河ドラマ『麒麟がくる』(2020年)で主演を務めた長谷川博己と、大河ドラマ『八重の桜』(13年)で主演を務めた綾瀬はるか、国民的俳優の2人が共演する映画『はい、泳げません』が、6月に公開されることが発表された。2人は『八重の桜』では夫婦役を演じたが、映画では初共演となる。
大ヒットした恋愛映画『花束みたいな恋をした』(21年)の製作プロダクション・リトルモアが手がける本作は、泳げない男と泳ぐことしかできない女の、希望と再生の物語。
長谷川が演じるのは、水に顔をつけることもできないほどのカナヅチなのに、頭でっかちな言い訳ばかりするカタブツな哲学者・小鳥遊雄司(たかなし・ゆうじ)。『麒麟がくる』で新たな明智光秀像を示した後、初の主演作品となる本作で長谷川は、水を怖がりジタバタと足掻くコミカルな姿から、過去の喪失と向き合い苦しみながらも必死に前を向こうとする精悍な横顔まで、振り幅のある役どころだ。
そんな主人公に水泳を教えるコーチ・薄原静香(うすはら・しずか)を綾瀬が演じる。泳ぎを教えることに情熱をかける一方で、泳ぎ以外は不器用な変わりモノ。綾瀬は「ほぼプールでの撮影だったのでどうなることかと思ってましたが、終わる頃にはすっかり水の中が、水泳が大好きになっていました」と話している。
『八重の桜』以来の共演となった2人。長谷川は「滞りなくお互い役柄として向き合えましたし、ますます華やかさや大らかさが増して素晴らしい女優さんになられたな、と感じました。今回の静香コーチの役は彼女の持ち前の天使的とも言える存在感がマッチしていてとても印象的で作品に深みが増しました」とコメント。綾瀬は「長谷川さんのカタブツな小鳥遊先生がとても愛おしく、ずっとお芝居を見ていたくなりました」と互いを称えた。
原作は、「第23回ミズノスポーツライター賞」優秀賞を受賞し、ドラマ化もされた『「弱くても勝てます」開成高校野球部のセオリー』や、「第10回小林秀雄賞」受賞の『ご先祖様はどちら様』等で知られるノンフィクション作家、高橋秀実(※高=はしごたか)の同名著書(新潮文庫)。監督・脚本は、映画『舟を編む』で「第37回日本アカデミー賞」最優秀脚本賞を受賞した渡辺謙作が務める。
物語は現代。大学で哲学を教える小鳥遊雄司は、泳げない。水に顔をつけることも怖い。人間と水の関係についての頭でっかちな理屈ばかりをこねて、水を避けてきた雄司はある日、ひょんなことから水泳教室に通い始めることになる。訪れたプールの受付で、強引に入会を勧めたのが水泳コーチ・薄原静香だった。静香が毎日教える賑やかな主婦たちの中に、体をこわばらせた雄司がぎこちなく混ざる。
その日から、陸よりも水中の方が生きやすいという静香と、水への恐怖で大騒ぎしながらそれでも続ける雄司の、一進一退の日々が始まる。それは、ある理由で水をおそれることになった雄司の、苦しくも再生の日々だった――。
新潮社の「Yonda?」に登場するパンダをはじめ、書籍や広告などのイラストレーションを幅広く手がける、及川賢治と竹内繭子によるイラストレーターユニット・100%ORANGE(ヒャクパーセントオレンジ)によるイラスト版ティザーポスターもお披露目。生き生きとしたチャーミングなデザインで、本作の生命力あふれる魅力を巧みに表している。
■長谷川博己のコメント
(撮影を終えた感想)役柄としてもこの作品に向き合うことにしても身体と思考をフル回転させて臨まなければならないものでしたが、最終的にその疲れは心地のよいものでした。渡辺監督とは創作過程でぶつかることもありましたが、この作品を作るにあたって必要なことだったのかもしれません。
「映画を作る」という行為は、様々な試練や衝突、そして自問自答を繰り返しながら作っていくものなのだと改めて実感した現場であり、それがどこかこの映画のテーマともつながって見えました。
(綾瀬はるかとの共演について)大河ドラマの八重の桜から7〜8年ぶりの共演でしたが、滞りなくお互い役柄として向き合えましたし、ますます華やかさや大らかさが増して素晴らしい女優さんになられたな、と感じました。今回の静香コーチの役は彼女の持ち前の天使的とも言える存在感がマッチしていてとても印象的で作品に深みが増しました。
(公開に向けたメッセージ)この映画は水の中に潜む『記憶』と『再生』の物語だと思います。生きることと泳ぐこと、似ているようで似ていないこの二つの行為を通して人生の辛(つら)さや楽しさ、全てをひっくるめて素晴らしいと実感できるような、得も言われぬ感動がある作品になると思います。ぜひご期待ください。
■綾瀬はるかのコメント
(撮影を終えた感想)私は、ほぼプールでの撮影だったのでどうなることかと思ってましたが、終わる頃にはすっかり水の中が、水泳が大好きになっていました。
(長谷川博己との共演について)長谷川さんのカタブツな小鳥遊先生がとても愛おしく、ずっとお芝居を見ていたくなりました。
(公開に向けたメッセージは)できなかったことができるようになる。それで少し視界が広がったような、そんな出来事が皆様に訪れることを心から願ってます。そして、この映画をご覧いただいて、水泳でなくても、何かに挑戦してみようと思っていただけたら幸せです。
■渡辺謙作監督のコメント
数年前、爆笑と共感にひたりながら、この原作を映画にするのは俺しかいない、と思いました。なぜなら私も泳げないから。
主人公は小鳥遊雄司。泳げない哲学者。この字面だけでジャスト長谷川博己! 小鳥遊はややこしい人間なのだが、長谷川さんもなかなかの…。それらもひっくるめて愛おしい! 主人公が持つ誠実さは私にはありません。間違いなく長谷川さんの天分です。
小鳥遊に負けず劣らず風変わりなのがスイミングコーチの薄原静香。綾瀬はるかさんと初めて会ったとき、噂に違わぬ天然ぶりと端正なスタイルに、ここに静香コーチいるじゃん!
泳げない私にはよくわかる。泳げるようになりたい。その一歩を踏み出すのにどれだけの勇気がいるか。小鳥遊雄司に乾杯!
大ヒットした恋愛映画『花束みたいな恋をした』(21年)の製作プロダクション・リトルモアが手がける本作は、泳げない男と泳ぐことしかできない女の、希望と再生の物語。
長谷川が演じるのは、水に顔をつけることもできないほどのカナヅチなのに、頭でっかちな言い訳ばかりするカタブツな哲学者・小鳥遊雄司(たかなし・ゆうじ)。『麒麟がくる』で新たな明智光秀像を示した後、初の主演作品となる本作で長谷川は、水を怖がりジタバタと足掻くコミカルな姿から、過去の喪失と向き合い苦しみながらも必死に前を向こうとする精悍な横顔まで、振り幅のある役どころだ。
そんな主人公に水泳を教えるコーチ・薄原静香(うすはら・しずか)を綾瀬が演じる。泳ぎを教えることに情熱をかける一方で、泳ぎ以外は不器用な変わりモノ。綾瀬は「ほぼプールでの撮影だったのでどうなることかと思ってましたが、終わる頃にはすっかり水の中が、水泳が大好きになっていました」と話している。
『八重の桜』以来の共演となった2人。長谷川は「滞りなくお互い役柄として向き合えましたし、ますます華やかさや大らかさが増して素晴らしい女優さんになられたな、と感じました。今回の静香コーチの役は彼女の持ち前の天使的とも言える存在感がマッチしていてとても印象的で作品に深みが増しました」とコメント。綾瀬は「長谷川さんのカタブツな小鳥遊先生がとても愛おしく、ずっとお芝居を見ていたくなりました」と互いを称えた。
原作は、「第23回ミズノスポーツライター賞」優秀賞を受賞し、ドラマ化もされた『「弱くても勝てます」開成高校野球部のセオリー』や、「第10回小林秀雄賞」受賞の『ご先祖様はどちら様』等で知られるノンフィクション作家、高橋秀実(※高=はしごたか)の同名著書(新潮文庫)。監督・脚本は、映画『舟を編む』で「第37回日本アカデミー賞」最優秀脚本賞を受賞した渡辺謙作が務める。
物語は現代。大学で哲学を教える小鳥遊雄司は、泳げない。水に顔をつけることも怖い。人間と水の関係についての頭でっかちな理屈ばかりをこねて、水を避けてきた雄司はある日、ひょんなことから水泳教室に通い始めることになる。訪れたプールの受付で、強引に入会を勧めたのが水泳コーチ・薄原静香だった。静香が毎日教える賑やかな主婦たちの中に、体をこわばらせた雄司がぎこちなく混ざる。
その日から、陸よりも水中の方が生きやすいという静香と、水への恐怖で大騒ぎしながらそれでも続ける雄司の、一進一退の日々が始まる。それは、ある理由で水をおそれることになった雄司の、苦しくも再生の日々だった――。
新潮社の「Yonda?」に登場するパンダをはじめ、書籍や広告などのイラストレーションを幅広く手がける、及川賢治と竹内繭子によるイラストレーターユニット・100%ORANGE(ヒャクパーセントオレンジ)によるイラスト版ティザーポスターもお披露目。生き生きとしたチャーミングなデザインで、本作の生命力あふれる魅力を巧みに表している。
■長谷川博己のコメント
(撮影を終えた感想)役柄としてもこの作品に向き合うことにしても身体と思考をフル回転させて臨まなければならないものでしたが、最終的にその疲れは心地のよいものでした。渡辺監督とは創作過程でぶつかることもありましたが、この作品を作るにあたって必要なことだったのかもしれません。
「映画を作る」という行為は、様々な試練や衝突、そして自問自答を繰り返しながら作っていくものなのだと改めて実感した現場であり、それがどこかこの映画のテーマともつながって見えました。
(綾瀬はるかとの共演について)大河ドラマの八重の桜から7〜8年ぶりの共演でしたが、滞りなくお互い役柄として向き合えましたし、ますます華やかさや大らかさが増して素晴らしい女優さんになられたな、と感じました。今回の静香コーチの役は彼女の持ち前の天使的とも言える存在感がマッチしていてとても印象的で作品に深みが増しました。
(公開に向けたメッセージ)この映画は水の中に潜む『記憶』と『再生』の物語だと思います。生きることと泳ぐこと、似ているようで似ていないこの二つの行為を通して人生の辛(つら)さや楽しさ、全てをひっくるめて素晴らしいと実感できるような、得も言われぬ感動がある作品になると思います。ぜひご期待ください。
■綾瀬はるかのコメント
(撮影を終えた感想)私は、ほぼプールでの撮影だったのでどうなることかと思ってましたが、終わる頃にはすっかり水の中が、水泳が大好きになっていました。
(長谷川博己との共演について)長谷川さんのカタブツな小鳥遊先生がとても愛おしく、ずっとお芝居を見ていたくなりました。
(公開に向けたメッセージは)できなかったことができるようになる。それで少し視界が広がったような、そんな出来事が皆様に訪れることを心から願ってます。そして、この映画をご覧いただいて、水泳でなくても、何かに挑戦してみようと思っていただけたら幸せです。
■渡辺謙作監督のコメント
数年前、爆笑と共感にひたりながら、この原作を映画にするのは俺しかいない、と思いました。なぜなら私も泳げないから。
主人公は小鳥遊雄司。泳げない哲学者。この字面だけでジャスト長谷川博己! 小鳥遊はややこしい人間なのだが、長谷川さんもなかなかの…。それらもひっくるめて愛おしい! 主人公が持つ誠実さは私にはありません。間違いなく長谷川さんの天分です。
小鳥遊に負けず劣らず風変わりなのがスイミングコーチの薄原静香。綾瀬はるかさんと初めて会ったとき、噂に違わぬ天然ぶりと端正なスタイルに、ここに静香コーチいるじゃん!
泳げない私にはよくわかる。泳げるようになりたい。その一歩を踏み出すのにどれだけの勇気がいるか。小鳥遊雄司に乾杯!
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2022/02/04