俳優の香取慎吾が山本五十六役で主演を務める太平洋戦争80年・NHK総合の特集ドラマ『倫敦ノ山本五十六』(12月30日午後10:00〜11:13)の追加キャストとして、高良健吾、片岡愛之助ら11人の出演が1日、発表された。併せて、ドラマのメインビジュアルも公開された。
太平洋戦争の始まりから80年。NHKの独自取材で明らかになった海軍内部の極秘文書にもとづく実録ドラマ。国民から「英雄」と呼ばれるようになる以前、海軍という組織の中でもがき続けた、新たな「山本五十六像」を香取が演じる。
今回、追加キャストとして発表されたのは高良、愛之助のほか、國村隼、渡辺いっけい、嶋田久作、中村育二、市原隼人、平岩紙、景井ひな、伊武雅刀、山本學の11人。
高良は終戦直後の東京で、海軍の公文書を収集する中、山本五十六に関する極秘文書を発見する海軍軍人の富岡定俊。愛之助は山本とは海軍兵学校の同期であり、親友。軍備拡大を求める風潮が強まる海軍にあって、山本に「戦争を避けることの重要性」を説き続ける堀悌吉。國村は駐英大使として、山本とともに交渉に臨む。山本の相談相手として精神的な支えとなる外交官・松平恒雄を演じる。
渡辺は海軍内で軍縮を支持する一派を追放する人事を行った海軍大臣・大角岑生。嶋田は皇族出身の軍人で、海軍の作戦を統括する軍令部のトップ・伏見宮博恭王。中村は海軍省のナンバー2の海軍次官・長谷川清。市原は駐英武官として、山本とともに予備交渉に参加した海軍軍人・岡新に。
平岩は山本五十六の妻・礼子。景井は山本家の女中・正木美子。伊武は日本が軍縮条約を結んだ当初から、条約に反対する姿勢を鮮明にしていた軍令部次長・加藤隆義。山本は軍事予算の抑制に努めたことで軍部の恨みを買い、1936年の二・二六事件で暗殺された前大蔵大臣・高橋是清を演じる。
■各コメント
・高良健吾
台本を読んで、とてもいい役を頂けたと思いました。演じる事で、戦争という人間が幾度となく犯してきた大きな過ちを物語として世に投げかける事ができるのは、この仕事を選んだ者としてやりがいがある事の一つです。精一杯自分の役割を全うしたいと思います。
・片岡愛之助
大河ドラマ『麒麟がくる』でご一緒させていただいた大原監督にお声がけをいただいたこと、そして香取慎吾さんとドラマでは初共演、嬉しいことばかりです。私が演じる堀は、映画で坂東三津五郎兄さんが演じられていました。そのことにもご縁を感じます。海軍で理想を追い求める五十六と断固戦争反対の堀。立場は違えど、互いに日本を思い、信頼し合い、熱く語り合う。そんな二人を表現できたらと思っています。
・國村隼
日本が第二次世界大戦に至るまでの道筋を、新しく見つかった資料に基づき、興味深く描かれています。私が演じるのは欧州事情に明るくグローバルな視野を持つ人物ですが、五十六と共に軍縮会議で本国と板挟みとなり苦心の日々を過ごします。ご覧になった皆様も緊迫のやり取りを追体験して貰いたいと思います。戦争の記憶が薄れていく今こそ描かれる意味の有る作品なのではと思っています。
太平洋戦争の始まりから80年。NHKの独自取材で明らかになった海軍内部の極秘文書にもとづく実録ドラマ。国民から「英雄」と呼ばれるようになる以前、海軍という組織の中でもがき続けた、新たな「山本五十六像」を香取が演じる。
今回、追加キャストとして発表されたのは高良、愛之助のほか、國村隼、渡辺いっけい、嶋田久作、中村育二、市原隼人、平岩紙、景井ひな、伊武雅刀、山本學の11人。
高良は終戦直後の東京で、海軍の公文書を収集する中、山本五十六に関する極秘文書を発見する海軍軍人の富岡定俊。愛之助は山本とは海軍兵学校の同期であり、親友。軍備拡大を求める風潮が強まる海軍にあって、山本に「戦争を避けることの重要性」を説き続ける堀悌吉。國村は駐英大使として、山本とともに交渉に臨む。山本の相談相手として精神的な支えとなる外交官・松平恒雄を演じる。
渡辺は海軍内で軍縮を支持する一派を追放する人事を行った海軍大臣・大角岑生。嶋田は皇族出身の軍人で、海軍の作戦を統括する軍令部のトップ・伏見宮博恭王。中村は海軍省のナンバー2の海軍次官・長谷川清。市原は駐英武官として、山本とともに予備交渉に参加した海軍軍人・岡新に。
平岩は山本五十六の妻・礼子。景井は山本家の女中・正木美子。伊武は日本が軍縮条約を結んだ当初から、条約に反対する姿勢を鮮明にしていた軍令部次長・加藤隆義。山本は軍事予算の抑制に努めたことで軍部の恨みを買い、1936年の二・二六事件で暗殺された前大蔵大臣・高橋是清を演じる。
■各コメント
・高良健吾
台本を読んで、とてもいい役を頂けたと思いました。演じる事で、戦争という人間が幾度となく犯してきた大きな過ちを物語として世に投げかける事ができるのは、この仕事を選んだ者としてやりがいがある事の一つです。精一杯自分の役割を全うしたいと思います。
・片岡愛之助
大河ドラマ『麒麟がくる』でご一緒させていただいた大原監督にお声がけをいただいたこと、そして香取慎吾さんとドラマでは初共演、嬉しいことばかりです。私が演じる堀は、映画で坂東三津五郎兄さんが演じられていました。そのことにもご縁を感じます。海軍で理想を追い求める五十六と断固戦争反対の堀。立場は違えど、互いに日本を思い、信頼し合い、熱く語り合う。そんな二人を表現できたらと思っています。
・國村隼
日本が第二次世界大戦に至るまでの道筋を、新しく見つかった資料に基づき、興味深く描かれています。私が演じるのは欧州事情に明るくグローバルな視野を持つ人物ですが、五十六と共に軍縮会議で本国と板挟みとなり苦心の日々を過ごします。ご覧になった皆様も緊迫のやり取りを追体験して貰いたいと思います。戦争の記憶が薄れていく今こそ描かれる意味の有る作品なのではと思っています。
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2021/12/01