日本を代表する7つのアニメスタジオが、「スター・ウォーズ」への愛と強い思いを持って制作したシリーズ『スター・ウォーズ:ビジョンズ』が9月22日午後4時より、ディズニー公式動画配信サービス「Disney+ (ディズニープラス)で独占配信開始となる。全9作品のうち、「サイエンスSARU」制作の“ジェダイと王女の禁じられた愛”を描く『赤霧』のあらすじと場面写真が解禁となった。声の出演の宮崎遊とLynnのコメントも届き、出演が決まってから「スター・ウォーズ」作品であることを知ったほど“極秘プロジェクト”だったことを明かしている。
■『赤霧』あらすじ
とある星の危機に導かれるように駆けつけたジェダイのツバキは、敵の襲撃にあい気を失ってしまう。そんな彼を助けたのは、かつて親交があった王女ミサの一行。再会を果たした2人は、王国奪還のため宮殿へ向かうことに。旅路の果てに待ち構えていたのは、兄である国王を殺しシスとなったマサゴ。ツバキは強大な力を誇るマサゴとの戦いのなかで、自分自身の秘めたある想いを利用され、究極の選択を迫られることに――。
■シルエットですぐわかる個性的なキャラクター
本作のチェ・ウニョン監督は、2013 年に湯浅政明監督とともにサイエンスSARUを設立し、アニメ『映像研には手を出すな!』などのプロデューサーも務めるなど、アニメのキャリアを日本で積んできたクリエイター。「スター・ウォーズ」を「初めて”宇宙”の存在を意識した作品であり、宇宙を舞台に繰り広げられる冒険の様子に子どもながらにわくわくし、宇宙への憧れと好奇心を引き出してくれた作品」だと話す。
『赤霧』については「お姫様や騎士であるジェダイが繰り広げる冒険活劇の要素を大事に『ロードムービー』にしよう、と決めていました。『スター・ウォーズ』の持つ童話的要素の魅力を踏まえつつ、日本の古い映画も参考にしています」と、正史にも強く影響を与えた黒澤映画からインスパイアを受けたことを明かす。さらに、「運命に逆らおうとする主人公・ツバキがどのような選択をするのかを構想を進めるうちに”ラブストーリー”も要素も加わっていきました」と、話している。
また、アニメーションの動きを大事に制作しているというサイエンスSARUならではのこだわりを「シンプルなキャラクターでアニメーションで動きが活きるものにできたらと考えていました。今回、『映像研には手を出すな!』でご一緒した浅野直之さんにキャラクターデザインをご担当いただき、シルエットで、すぐわかるような個性を持つキャラクターに仕上げていただきました」と、『おそ松さん』や『シン・エヴァンゲリオン劇場版』なども手掛けるクリエイターを加えたチームでこのプロジェクトに挑んだことを明かしている。
■台本をもらうまで「スター・ウォーズ」とは知らされず
主人公ツバキを演じた宮崎遊は「(『スター・ウォーズ』は)小さい時から大好きな作品です。小学校1年生の時に父が買ってきたVHSの『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』を観たときは衝撃でした。当時弟と新聞紙を丸めてライトセーバーデュエルの真似事をしていたのを今でもよく覚えています」とコメント。
本作への出演について「『スター・ウォーズ』に出演することは、声優として叶えたい目標の一つでした。ですから今回このような形で携わらせていただいて本当に光栄な思いです。ただ、最初お話をいただいた時はスケジュールに『短編アニメ』と書かれていただけだったので、台本に目を通していたら、ト書きに『ライトセーバーが…』と書いてあって『ライトセーバーね、ふんふん…、……………、ライトセーバー!?!?』と青天の霹靂だったのをよく覚えています」と、喜びを語っている。
作品については「『スター・ウォーズ』と黒澤作品は切っても切り離せない関係ですから、そこがこの作品の大きな見どころなのではないでしょうか。そしてツバキがこのストーリーを通して迎える結末は、『スター・ウォーズ』の普遍的なテーマの一つに通ずるものがあると、個人的には考えています。きっと皆様に喜んでいただける作品になっておりますので、是非配信当日を楽しみにしていただければと思います。僕も本当に楽しみです!」と熱いコメントを寄せた。
本作で姫のミサを演じたLynnもまた、出演決定後に本作が極秘プロジェクトである「スター・ウォーズ」の関連作であると知らされたそうで「正式にプロジェクトについて教えていただいたのはアフレコ現場でした(笑)。後からじわじわとうれしさとプレッシャーを感じるという形になりましたが、オファーをいただけたことは大変光栄なことだと思っています」と驚きと喜びを語っている。
■『赤霧』あらすじ
とある星の危機に導かれるように駆けつけたジェダイのツバキは、敵の襲撃にあい気を失ってしまう。そんな彼を助けたのは、かつて親交があった王女ミサの一行。再会を果たした2人は、王国奪還のため宮殿へ向かうことに。旅路の果てに待ち構えていたのは、兄である国王を殺しシスとなったマサゴ。ツバキは強大な力を誇るマサゴとの戦いのなかで、自分自身の秘めたある想いを利用され、究極の選択を迫られることに――。
■シルエットですぐわかる個性的なキャラクター
本作のチェ・ウニョン監督は、2013 年に湯浅政明監督とともにサイエンスSARUを設立し、アニメ『映像研には手を出すな!』などのプロデューサーも務めるなど、アニメのキャリアを日本で積んできたクリエイター。「スター・ウォーズ」を「初めて”宇宙”の存在を意識した作品であり、宇宙を舞台に繰り広げられる冒険の様子に子どもながらにわくわくし、宇宙への憧れと好奇心を引き出してくれた作品」だと話す。
『赤霧』については「お姫様や騎士であるジェダイが繰り広げる冒険活劇の要素を大事に『ロードムービー』にしよう、と決めていました。『スター・ウォーズ』の持つ童話的要素の魅力を踏まえつつ、日本の古い映画も参考にしています」と、正史にも強く影響を与えた黒澤映画からインスパイアを受けたことを明かす。さらに、「運命に逆らおうとする主人公・ツバキがどのような選択をするのかを構想を進めるうちに”ラブストーリー”も要素も加わっていきました」と、話している。
また、アニメーションの動きを大事に制作しているというサイエンスSARUならではのこだわりを「シンプルなキャラクターでアニメーションで動きが活きるものにできたらと考えていました。今回、『映像研には手を出すな!』でご一緒した浅野直之さんにキャラクターデザインをご担当いただき、シルエットで、すぐわかるような個性を持つキャラクターに仕上げていただきました」と、『おそ松さん』や『シン・エヴァンゲリオン劇場版』なども手掛けるクリエイターを加えたチームでこのプロジェクトに挑んだことを明かしている。
■台本をもらうまで「スター・ウォーズ」とは知らされず
主人公ツバキを演じた宮崎遊は「(『スター・ウォーズ』は)小さい時から大好きな作品です。小学校1年生の時に父が買ってきたVHSの『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』を観たときは衝撃でした。当時弟と新聞紙を丸めてライトセーバーデュエルの真似事をしていたのを今でもよく覚えています」とコメント。
本作への出演について「『スター・ウォーズ』に出演することは、声優として叶えたい目標の一つでした。ですから今回このような形で携わらせていただいて本当に光栄な思いです。ただ、最初お話をいただいた時はスケジュールに『短編アニメ』と書かれていただけだったので、台本に目を通していたら、ト書きに『ライトセーバーが…』と書いてあって『ライトセーバーね、ふんふん…、……………、ライトセーバー!?!?』と青天の霹靂だったのをよく覚えています」と、喜びを語っている。
作品については「『スター・ウォーズ』と黒澤作品は切っても切り離せない関係ですから、そこがこの作品の大きな見どころなのではないでしょうか。そしてツバキがこのストーリーを通して迎える結末は、『スター・ウォーズ』の普遍的なテーマの一つに通ずるものがあると、個人的には考えています。きっと皆様に喜んでいただける作品になっておりますので、是非配信当日を楽しみにしていただければと思います。僕も本当に楽しみです!」と熱いコメントを寄せた。
本作で姫のミサを演じたLynnもまた、出演決定後に本作が極秘プロジェクトである「スター・ウォーズ」の関連作であると知らされたそうで「正式にプロジェクトについて教えていただいたのはアフレコ現場でした(笑)。後からじわじわとうれしさとプレッシャーを感じるという形になりましたが、オファーをいただけたことは大変光栄なことだと思っています」と驚きと喜びを語っている。
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2021/09/16