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『007』“ダニエルボンド”シリーズの軌跡を振り返る特別映像

 「007」シリーズ 25作目、前作『007 スペクター』から6年ぶりに公開される最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(10月1日公開)。『007/カジノ・ロワイヤル』(2006年) からジェームズ・ボンドを演じ、5作目となる本作をもってシリーズから卒業するダニエル・クレイグ。本日、過去の名カットとともに、世界で最も有名なスパイとして活躍した軌跡と最新作の名シーンを詰め込んだ特別映像が解禁された。

ダニエル・クレイグ、最後の“ジェームズ・ボンド” 映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(10月1日公開)(C)Danjaq, LLC and Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc.All Rights Reserved.

ダニエル・クレイグ、最後の“ジェームズ・ボンド” 映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(10月1日公開)(C)Danjaq, LLC and Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc.All Rights Reserved.

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 「ボンド、ジェームズ・ボンド」とお決まりのせりふでダニエル・クレイグが登場。ボンドを取り巻くキャラクターの紹介パートでは、『007 スカイフォール』(12年)で見事な銃撃戦を披露したボンドに対して、「驚きの連続ね」と眉をひそめる同僚のマネーペニー(ナオミ・ハリス)が続く。ボンドは鼻で笑い軽くあしらうも、信頼にあふれた2人の関係性が見て取れるシーンだ。

 次は、『007 スカイフォール』で悲劇の死を遂げた、ボンドのかつての上司であるM(ジュディ・デンチ)。若きボンドに「手がかりを片っ端から殺さないで」と、手を焼いている様子がうかがえるが、ボンドは攻撃の手を緩めない。

 また、秘密兵器開発の天才、Q(ベン・ウィショー)も登場。『007 スカイフォール』でナショナル・ギャラリーにてボンドと初めて出会うシーンで、幾度となくボンドを危機から救うことになる掌紋認証センサー付きのボンドにしか撃つことのできない小型銃を受け渡す。ここでもボンドが満足げに頬を緩める表情が映し出され、友好な関係が続いていくことを予感させる。

 脇を固めるキャラクター同様、本シリーズの重要アイテムである、ボンドの愛車、アストンマーティンも登場し、ボンドが追跡を逃れるために、派手に火を吹き追撃するド派手なシーンを見ることができる。

 最後にボンドが、卓越した戦闘能力、猛スピードの追跡、そしていつもスタイリッシュに登場する。カーアクション、バイクアクションの華麗なるハンドルさばき、怪我を負いながらも平然と列車に飛び降りるなどで世界中のボンドファンを魅了してきた。

 そんなボンドとかつて死闘を繰り広げた宿敵スペクターの面々が現れる。『007/カジノ・ロワイヤル』のル・シッフル(マッツ・ミケルセン)、『007/慰めの報酬』(08年)のグリーン(マチュー・アマルリック)、そして『007 スカイフォール』のシルヴァ(ハビエル・バルデム)。秘密結社・恐喝・テロリズム・殺人の文字が踊り、その組織を率いるのはボンドとは因縁の関係である、エルンスト・スタヴロ・ブロフェルド(クリストフ・ヴァルツ)。「私だよ ジェームズ 君を苦しめ続けてきたのは」。M、そして若きボンドが愛した女性ヴェスパー・リンド(エヴァ・グリーン)。ボンドから全てを奪った男への恨みが最高潮に高まり、ボンドは新たに就任したM(レイフ・ファインズ)に「復帰できるか」と問われ、「喜んで」と返答する。

 そして、シーンはいよいよシリーズ最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』へ。牢獄から不敵な笑みを浮かべ「ジェームズ」と語りかけるブロフェルド。「共通の敵が現れた」とのナレーションと共に振り返った仮面の男、サフィン(ラミ・マレック)。「殺しのライセンス 暴力に満ちた過去 まるで自分をみているようだ」とつぶやき、氷に閉ざされた湖面で銃を手にする。山林でのカーチェイス。ボンドを乗せてグライダーを操縦するノーミ(ラシャーナ・リンチ)。サフィンを見つめるマドレーヌ(レア・セドゥ)の涙の理由とは? 

 イタリア・マテラの世界遺産、ノルウェー、ジャマイカなど世界を舞台にロケを敢行し、陸・海・空で繰り広げられる迫力満点の本作。007シリーズ最新作として、さらにダニエルボンド最後の作品として、「007」らしさ全てが詰め込まれた『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』への公開は高まるばかりだ。

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