米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略称:SSFF & ASIA)2021』が11日に開幕した。『スマートフォン映画作品部門 supported by Sony』新設記念OPトークイベント「Creators' Junction 2021」のオープニングトークイベントが12日、都内で開催され、いきものがかりのリーダー・水野良樹らが新しい映像文化やクリエイティブの潮流について語った。
『スマートフォン映画作品部門 supported by Sony』はクリエイターの表現の幅とチャレンジの機会をさらに広げ、スマートフォンならではの新しい映像クリエイティブの創出を目的にサポート。モバイルシューティングに対するクリエイターからの関心が集まり、同映画祭新設部門として史上最多となる900点以上の作品が寄せられた。今回はその中から、7ヶ国11作品がオンライン会場から配信される。
トークイベントでは初めに、SSFF & ASIA代表で俳優の別所哲也とソニーグループのプロデューサー・中臺孝樹氏が登場。新設された同部門について、「(同社の)モバイルコミュニケーション事業本部が、クリエイターの表現の幅と、チャレンジの機会をさらに広げて、スマートフォンならではの新しい映像とクリエイティブを生み出す目的で創設させていただいた」と狙いを説明。
また「スマートフォンという誰でも撮れるような機械を用いて、ネットに上げるだけではなく、誰かを感動させるクリエイティブに携われるのは価値があると思う。そういったところに協力できれば」と思いを語った。
続いて、水野と別所のほか、内田英治監督も参加したトークへ。水野と内田監督は、いきものがかりの楽曲「きらきらひかる」をテーマに一般公募された小説を基に、ソニーのスマートフォン『Xperia』で撮影したショートフィルム『星屑の子』の制作に携わった。同作品は現在、オンラインで公開されている。
完成した作品について、水野は「映像化の時に、予算を考えないで、夢だけ膨らんだ。『星屑の子』を読んだ時に、まさに物語のシーンが移り変わっていくのが見えていた。『これをどうにかできないかな』と欲が出てしまった作品。こうやって実現できてうれしい」と声を弾ませた。また子役を含めた出演者の「表情がすごい豊か。途中で楽器が出てきたり、曲が自然と物語に出てくる。それが無理矢理に見えない。役者の表情、映像の質感を自然と受け入れられた。それが本当にすごい」と驚きの声を上げた。
内田監督は主観映像の撮影に苦労したといい、「役者にカメラを付けて撮影したのでコントロールが効かない。それが一番大変だった」と回顧。今回は募集した小説を映像化したが「小説は書いた人が表で言いたいことと、裏の部分があると思う。今回は原曲から受け取ったイメージの中で、現代に通じる子どもたちへの思いとかが小説に反映されていた。ファンタジーの“衣”は重要だが、その中で描かれる子どもたちのテーマをすごい気にした」と制作時の思いを明かした。
映像はスマートフォン『Xperia』で撮影。モバイルシューティングの可能性を問われ、内田監督は撮影時間が短縮したことをメリットに挙げた。「今回、撮影時間が3日しかなかった。通常のカメラを使った撮影だと倍くらいかかる。携帯なら、その場で撮影できるので時間の短縮にもつながる。役者でも手軽に使えてぱっぱと撮影できた」と明かした。水野は「“競技者”が増える感じがした。ノウハウは必要だとしても、もっと気軽に映像を撮ったり、アイディアを形にできるのは、すごい裾野が広がると感じた」と期待を寄せていた。
同映画祭は、1999年にスタートし、今年で23回目。コロナ禍ということもあり、本日11日から21日までをメイン日程に、130の国と地域から集まった6000本以上の作品の中から厳選されたショートフィルムを上映。先行して4月27日から展開しているオンライン会場では本日から235作品を観ることができる(オンライン会場は6月30日まで)。
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
『スマートフォン映画作品部門 supported by Sony』はクリエイターの表現の幅とチャレンジの機会をさらに広げ、スマートフォンならではの新しい映像クリエイティブの創出を目的にサポート。モバイルシューティングに対するクリエイターからの関心が集まり、同映画祭新設部門として史上最多となる900点以上の作品が寄せられた。今回はその中から、7ヶ国11作品がオンライン会場から配信される。
トークイベントでは初めに、SSFF & ASIA代表で俳優の別所哲也とソニーグループのプロデューサー・中臺孝樹氏が登場。新設された同部門について、「(同社の)モバイルコミュニケーション事業本部が、クリエイターの表現の幅と、チャレンジの機会をさらに広げて、スマートフォンならではの新しい映像とクリエイティブを生み出す目的で創設させていただいた」と狙いを説明。
また「スマートフォンという誰でも撮れるような機械を用いて、ネットに上げるだけではなく、誰かを感動させるクリエイティブに携われるのは価値があると思う。そういったところに協力できれば」と思いを語った。
続いて、水野と別所のほか、内田英治監督も参加したトークへ。水野と内田監督は、いきものがかりの楽曲「きらきらひかる」をテーマに一般公募された小説を基に、ソニーのスマートフォン『Xperia』で撮影したショートフィルム『星屑の子』の制作に携わった。同作品は現在、オンラインで公開されている。
完成した作品について、水野は「映像化の時に、予算を考えないで、夢だけ膨らんだ。『星屑の子』を読んだ時に、まさに物語のシーンが移り変わっていくのが見えていた。『これをどうにかできないかな』と欲が出てしまった作品。こうやって実現できてうれしい」と声を弾ませた。また子役を含めた出演者の「表情がすごい豊か。途中で楽器が出てきたり、曲が自然と物語に出てくる。それが無理矢理に見えない。役者の表情、映像の質感を自然と受け入れられた。それが本当にすごい」と驚きの声を上げた。
内田監督は主観映像の撮影に苦労したといい、「役者にカメラを付けて撮影したのでコントロールが効かない。それが一番大変だった」と回顧。今回は募集した小説を映像化したが「小説は書いた人が表で言いたいことと、裏の部分があると思う。今回は原曲から受け取ったイメージの中で、現代に通じる子どもたちへの思いとかが小説に反映されていた。ファンタジーの“衣”は重要だが、その中で描かれる子どもたちのテーマをすごい気にした」と制作時の思いを明かした。
映像はスマートフォン『Xperia』で撮影。モバイルシューティングの可能性を問われ、内田監督は撮影時間が短縮したことをメリットに挙げた。「今回、撮影時間が3日しかなかった。通常のカメラを使った撮影だと倍くらいかかる。携帯なら、その場で撮影できるので時間の短縮にもつながる。役者でも手軽に使えてぱっぱと撮影できた」と明かした。水野は「“競技者”が増える感じがした。ノウハウは必要だとしても、もっと気軽に映像を撮ったり、アイディアを形にできるのは、すごい裾野が広がると感じた」と期待を寄せていた。
同映画祭は、1999年にスタートし、今年で23回目。コロナ禍ということもあり、本日11日から21日までをメイン日程に、130の国と地域から集まった6000本以上の作品の中から厳選されたショートフィルムを上映。先行して4月27日から展開しているオンライン会場では本日から235作品を観ることができる(オンライン会場は6月30日まで)。
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
このニュースの流れをチェック
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- 2. 『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2021』コンペ審査員発表
- 3. 『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2021』スマホ映画部門の審査員発表
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2021/06/12