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映画『キャラクター』俳優Fukaseが初めてせりふを発するシーン 本編映像

 あす11日より劇場公開される映画『キャラクター』で、俳優デビューを飾るSEKAI NO OWARIのボーカル・Fukaseの、記念すべき<映画初せりふ>を収めた、本編映像が解禁された。密かに約1年半もの間、お芝居のワークショップに通い、演技の勉強を重ねてきたFukaseが、天才的な殺人鬼・両角(もろずみ)というキャラクターとして、劇中でも、撮影現場としても、初めてせりふを発するシーンの貴重な映像となっている。

映画『キャラクター』(6月11日公開)(C)2021映画「キャラクター」製作委員会

映画『キャラクター』(6月11日公開)(C)2021映画「キャラクター」製作委員会

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 本作でFukaseが演じる両角は、神出鬼没な上に犯行の目的や身元など、全てが謎に包まれたキャラクター。リアルな悪役が描けずに苦悩する漫画家・山城(菅田将暉)と犯行後に事件現場で遭遇し、その顔を見た山城が、両角を基に殺人鬼を主人公にした漫画を描いたことをきっかけに、両角の行動はエスカレート。山城の前に突然現れ、山城が漫画で描いた事件を自らがリアルに再現したと告げ、さらには山城の漫画を自身との“共作”と言い出すなど、暴走していく。

 今回解禁となった映像では、そんな美しくも異質な存在である両角の<異常者>としての片鱗を垣間見ることができる。とある山中を歩いている両角に対し、そばを通り抜けた車の運転席の男性が「大丈夫ですか?」と声をかける。不気味な笑みを浮かべながら「大丈夫じゃないです」と答える両角。これが俳優Fukaseの映画初せりふで、普段のFukaseの話し声よりも少し高めに聞こえる声色が、美しさの中に秘めた不気味さをより感じさせる。

 またそのあとに続くシーンでは、人の話を遮るように「乗せてもらっていいですか?」と頼み、この後に何か恐ろしい事件が起こるのでは?という予感に背筋が凍る思いを抱かせる。車に乗り込むと、男の子が読んでいた漫画雑誌「ライジングサン」で連載中の「34(さんじゅうし)」に登場する殺人鬼ダガーが自分に似ていないか?と自ら話しかけ、「ザクッ! ビシャッ! ギャアァ!って感じで…」と漫画で描かれている擬音語を使い、いかにダガーが格好いいかをアピールする。その両角の表情は恍惚にふけっており、それまでの物腰の柔らかな口調とは裏腹な狂気が感じられる。

 SNSでも、「Fukaseをサイコ殺人鬼役にしたの天才的!」「もとから雰囲気ある」「Fukaseさんが俳優デビューと聞き、驚きましたが、いつもLIVEやMV等を見ているので、きっとすごい演技が見られると思い、ワクワクしています」と“俳優Fukase”に対し、多くの期待の声が寄せられていたが、この短い映像からもその期待を超える熱演が見られそうだ。

 主演の菅田も「シンプルに一役者として対峙するのがすごく楽しかったです。両角はFukaseさんしかいなかったですね」と絶賛。初の演技で強烈な爪痕を残したFukase、彼の演じた殺人鬼・両角をぜひ劇場のスクリーンで見届けて。

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