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福山翔大、高校3年間で映画1200本鑑賞 映画初主演をつかむまでの熱い想い

 初心者女子高生バンドを指導して、音楽へのひたむきな想いを抱く若者たちの姿を描いた青春映画『JK☆ROCK』(4月6日公開)で主人公・海江田丈を演じる俳優の福山翔大(24)。自らに課した厳しい課題を乗り越え、これまで歩んできた道のり、同作で切り開いた新境地の魅力など、役者にかける熱い想いを明かした。

映画『JK☆ROCK』でギターを演奏する福山翔大(C)2019「JK☆ROCK」ビジネスパートナーズ

映画『JK☆ROCK』でギターを演奏する福山翔大(C)2019「JK☆ROCK」ビジネスパートナーズ

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 福岡県出身の福山は、大河ドラマ『おんな城主直虎』や映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない第一章』、ミュージカル『薄桜鬼 原田左之助篇』など、ドラマや映画、舞台などで幅広い活躍を見せている。現在公開中の映画『翔んで埼玉』や『五郎の新世界』などにも出演し、端正なルックスと演技力で人気を集めている。

 だが、役者の仕事に憧れながらも、地方にいる間には同世代の俳優たちが東京でしのぎを削っている状況に焦りを抱いていた。そこで、「高校3年間で映画を1200本鑑賞できなかったら自分に役者の素質はないと判断してあきらめる」という課題を設定。1日1本では足りない本数を3年間で鑑賞しきっただけでなく、ノートに作品のメモを取り、知見を深めていった。その努力も実り、映画関係者とも対等に映画談義を交わすことができる今日につながっている。

 自分への課題をクリアして役者のキャリアをスタートさせた福山。昨年9月に放送されたNHK BSプレミアムドラマ『You May Dream』では、同郷・福岡出身のロックバンド・シーナ&ロケッツのリーダーでギタリストの鮎川誠の若かれし日を熱演した。歌とギターの指導を受けて演じきり、共演した松重豊は「本当のシナロケにしか見えない」と絶賛した。

 同ドラマの打ち上げでエレキギターを手に入れた福山は、本作のオーディションでもギターを持参し、映画初主演をつかみとった。「鮎川誠さんを演じて、音楽が前よりも身近になったなというタイミングで決まったので、とてもうれしかった」と笑顔を見せる。

 これまでは、漫画の実写化や、実在の人物など既存のキャラクターを演じることが多かったが、今作では完全オリジナルキャラクターを演じる。「キャラクターをどう作っていくのかという作業がとても楽しかった」と新境地開拓への魅力も語り「冷たい人間ではなく、何かがあって温もりを閉ざしてしてしまったように見せたかった」と挫折した状態から立ち直っていく姿を演じきった。

 完成披露試写会では「一個一個の積み重ねでここまで来たという感覚があるので、これからどんな役に挑んでいきたいというよりも、いただいた役の中でどれだけ輝けるかということに集中して、大事にしていきたい」と語った。“誰もが共感できる思いや熱さ”を意識して臨んだ役で、確かな手応えを感じている。これまでの役を自分の血肉として進んできた、熱く実直な男の初主演映画が、来月幕を開ける。

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  • 映画『JK☆ROCK』でギターを演奏する福山翔大(C)2019「JK☆ROCK」ビジネスパートナーズ
  • 映画『JK☆ROCK』より場面カット(C)2019「JK☆ROCK」ビジネスパートナーズ
  • 映画『JK☆ROCK』ポスタービジュアル(C)2019「JK☆ROCK」ビジネスパートナーズ

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