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松坂桃李、山本美月と『パーフェクトワールド』連ドラ化 純粋ラブストーリーに「そわそわ」

 俳優の松坂桃李(30)が4月スタートのカンテレ・フジテレビ系連続ドラマ『パーフェクトワールド』(毎週火曜 後9:00)に主演することが29日、わかった。車いすで生活する建築士・鮎川樹を演じ、ヒロインには初共演となる女優・山本美月(27)が決定。松坂は「連続ドラマで純粋なラブストーリーに挑戦するのは初めてなので自分の中では新鮮で、『ラブストーリーやるのか〜、そわそわするな』とうれしい面もあれば、表情が崩れるような、正直こそばゆい面もあります」と心境を語っている。

4月期カンテレ・フジテレビ系ドラマ『パーフェクトワールド』に出演する松坂桃李、山本美月

4月期カンテレ・フジテレビ系ドラマ『パーフェクトワールド』に出演する松坂桃李、山本美月

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 原作は女性コミック誌『Kiss』(講談社)で連載中の有賀リエ氏による人気コミック。累計部数は170万部を突破した。昨年には・EXILE/三代目 J SOUL BROTHERSの岩田剛典と、女優の杉咲花のW主演で実写映画化された。物語は事故で脊髄を損傷し、車いすに乗っている建築士・樹が生涯一人で生きていくと決めていたなかで、ある日高校の同級生・川奈つぐみ(山本)と再会。心通わせ合うことで変化が訪れていくラブストーリー。

 松坂演じる樹はスポーツ万能で好青年、高校時代はバスケットボール部のエースであったが、大学3年の時に事故に遭遇。脊髄損傷で下半身が不随になったショックは大きく、高校時代からの夢であった建築士になることもあきらめかけていたが、さまざまな支えを受け、苦難を乗り越えた結果、建築士となった。現在はバリアフリー住宅の設計など活躍しているが、本心では恋もバスケも、もうしないと心に決めている役どころ。

 松坂は「原作のモチーフにもなっている車椅子に乗った建築士・阿部さんとお会いして、どのように生活されているのか、仕事をされているのかをご自宅と仕事場にお邪魔し、拝見させていただきました」と役作りにも励み、「どの所作が難しいことなのかもわからないくらい自然にされていたので、後からそうだよな、とハッとさせられました。自然に見せるためには相当練習が必要ですし、とにかく頑張るしかないという気持ちが今は大きいです」と改めて奮起した。

 また、樹に偶然再会したことをきっかけに彼に惹かれるつぐみは絵が好きで高校時代は美術部に所属し、美大を目指していたが、自信がなく、受験を断念。インテリアデザイン会社に就職したものの、事務職についており、初恋の相手・樹ともう一度巡り合ったことで彼女の人生にも変化が訪れることに。

 山本は「恋愛ドラマに参加をすることがあっても、恋愛の部分に大きく関わる経験が少なかったので、とても楽しみです」と期待。「また、私はこの漫画を読んで、障がいを抱えている方の気持ちを全然理解出来ていなかったことに気付かされました。身体障がい者用の車の存在だったり、スポーツ、視線の低さ、ほんの少しの段差が車いすの方にとって、大きなハードルになってしまうことだったり。きっとまだまだ知らないことはあるとは思いますが、このドラマを見ることで、身体に障がいを抱えている方々の気持ちを理解してもらえたらと思います。そして、どんな人でも同じように暮らせる世界になったらと思う方が少しでも増えたらと思います」と願いを込めた。

 初共演となる2人だが、松坂は山本に対して「アニメやゲームが好き…、同じニオイがします(笑)」と共通点を明かし「勘違いしないでいただきたいのですが、僕はオタクというのは、何かひとつ、極めた者がもらえる称号だと思っていて、山本美月さんはそれを持っている方だと思います。山本さんには及ばないですが、そこをきっかけに、お好きなものを見聞きし、歩み寄っていきたいです」と敬意を表しながら興味津々。

 また、「女優さんとしては、思い切りがすごくいい印象というか。監督の意図に沿って全力でやるというイメージがあります。役に対しての思い切り、忖度(そんたく)でやるということではなく、純粋にそこに対しての気持ちよさを感じます。あと年上男性からすごくモテそう(笑)。ハッとさせられるような視聴者の方目線に近いのが、つぐみの目線であって、そこを皮切りに恋愛が始まり、共に困難を乗り越えていくと思うと今から楽しみです」と心待ちにしている。

■原作者・有賀リエ氏コメント

「松坂桃李さんは、新しい作品を見るたびに『すごい役者さんだなあ…』と思ってしまう、いつも次の作品を楽しみにしている役者さんでした。そんな松坂さんが樹役と聞いた時は、嘘じゃないだろうかと信じられなかったです。きっと樹の内面はもちろん、脊髄損傷の細かい仕草も丁寧に表現してくださるだろうと、安心感と期待でいっぱいになりました。

山本美月さんは、その可愛さはもちろん演技が前から大好きで、特に涙を流す時の表情が頭に残って離れない女優さんでした。山本さんに決まった時は本当に嬉しかったです。笑顔や涙の仕草が、つぐみのイメージにぴったりと重なっていくのを感じました。

プロデューサーの河西さんは原作側に何度もご説明にきてくださり、丁寧に企画を進めてくださいました。私もドラマのスタートを楽しみにしています!」

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  • 4月期カンテレ・フジテレビ系ドラマ『パーフェクトワールド』に出演する松坂桃李、山本美月
  • 4月期カンテレ・フジテレビ系ドラマ『パーフェクトワールド』原作書影 (C)有賀リエ/講談社

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