俳優の阿部サダヲ、吉岡里帆、千葉雄大が1日、東京・SHIBUYA 109前で行われた映画『音量を上げろタコ！なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ！！』（10月12日公開）の起爆イベントに出席した。

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　お笑いコンビ・アルコ＆ピースが先立って登場すると、通行人たちが足を止め、ステージに注目が集まる。その後、開場横に乗り付けた宣伝カーから、阿部らがサプライズで姿をみせると、何も知らずにいた通行人たちから驚き混じりの歓声があがった。

　渋谷のド真ん中でイベントを行うことが「初めて」という阿部は「台風で中止だと思って油断していた」と正直に明かし、笑いを誘う。一方で吉岡が「すごい人が多くて、ちょっと笑っちゃいますね」と盛況ぶりに目を丸くすると、千葉も「足を止めてくださる方がこんなにいて、びっくりしています」と大喜びしていた。

　『時効警察』シリーズなどの三木聡氏が監督・脚本を務める同映画は、驚異の歌声を持つロックスター・シン（阿部）が主人公。その存在自体がロックであり、カリスマ的人気を誇っているが、実は彼には秘密があった。彼の歌声は「声帯ドーピング」というオキテ破りの方法によって作られたものだったのだ。長年にわたる声帯ドーピングの副作用で、限界が近づく喉に焦りと恐怖を抱える彼が出会ったのは、異様に声の小さいストリートミュージシャン・ふうか（吉岡）だった。2つの歌声が出会ったとき、ミラクルが起きる!?

　作品になぞらえて「最近思った“○○しろタコ！”」とお題を出されると、吉岡は「（宣伝カーが）こんなに派手なのにあまり振り向いてもらえなかった…。もうちょっと、反応しろタコ！　って思いました（笑）」と茶目っ気たっぷりに答え、阿部も「意外と気づいてほしいんだよね」と笑いながら同調していた。