世界第2位の映画市場である「中国」を重視した米ハリウッド映画が増えている一方で、中国のエンターテインメント業界がその大きな資本力でハリウッド進出を加速させている。今や中国ドラマは、映画同様の撮影手法で大規模ロケを行い、有名デザイナーが衣装を手がけ、CG処理にお金をかけるのは当たり前。ドラマ製作にもハリウッド並みの巨費が投じられ、世界をもターゲットにできる完成度の高い作品が次々と生まれている。 2010年に放送され大ヒットした『三国志 Three Kingdoms』では「製作費25億円」で大きな話題を呼んだが、その翌年、11年『水滸伝』では55億円と一気に倍増、15年『武則天』では56億円が投じられ、そのスケールは年々大きくなっている。
2017/10/03