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柳楽優弥、大河主役も視野に「馬、買いました」 柴咲コウのファンだったことも告白

 俳優の柳楽優弥(27)が、NHKで放送中の大河ドラマ『おんな城主 直虎』(毎週日曜 後8:00 総合ほか)に盗賊団の頭・龍雲丸役で、23日放送の第16回から登場する。大河ドラマは初出演。どんな感慨を催したのかと聞くと、「映画『許されざる者』(13年)への出演以来、懇意にしている乗馬クラブで『いつか大河の主役をやる時のために馬を買っておけ』と、猛烈に勧められまして、馬、買いました」と、驚きの答えが返ってきた。

大河ドラマ『おんな城主 直虎』第16回(4月23日放送)より登場する龍雲丸役の柳楽優弥(C)NHK

大河ドラマ『おんな城主 直虎』第16回(4月23日放送)より登場する龍雲丸役の柳楽優弥(C)NHK

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 『許されざる者』で演じた役名にちなんで「五郎」と名付け、仕事が休みの時には乗馬を楽しんでいるそう。「乗馬クラブの人が、何かというと『大河』を持ち出すので、自分の中で大河ドラマに対するイメージがどんどん大きくなっていたので、今回『直虎』に出演できることになってうれしかったです。龍雲丸は馬には乗らないんですけど(笑)」。

 龍雲丸は、幼い頃に戦乱で両親を亡くし、以来流浪の生活を送る中、同じ境遇の身寄りのない孤児たちを束ね、盗賊団の頭としてたくましく生きている。井伊谷の山林から盗伐しようとしたところを捕らえられ、直虎と出会う。初めて直虎と会う時の格好が、すでに予告映像でも流れているとおり、ふんどし一丁という男らしい姿。

 「大河ドラマの出演自体初めてなのに、ふんどし姿で登場することとなり、とても緊張しましたが、その分気合いも入って、撮り終えた後はすごく爽快感がありました。ただ、もう少し腹筋を鍛えておけばよかったです(笑)。オリジナルのキャラクターで新しい風を吹かせたい、という脚本の意図を感じました」。

 現在進行形で大河の主役を務めている井伊直虎役の柴咲コウは、同じ事務所の先輩でもある。柳楽は「柴咲さんがいるからいまの事務所に入りたいと思ったくらい、柴咲さんのファン」と告白。「今回、共演者の皆さんと食事に行ったりして、作品について話し合うことができているのがいいなと思います。なかなか1クールのドラマではできない、1年近く撮影をしている大河だからできることだと思いますし、僕にとってもこんなに長期にわたる作品は初めて。キャスト、スタッフ全体から『おんな城主 直虎』という作品をより良くしたいという気持ちが伝わってきて、僕もテンションが上がっています」。

 カンヌ国際映画祭史上最年少で男優賞を受賞して注目されたデビュー作、映画『誰も知らない』(2004年)では母親に置き去りにされた少年、『クローズEXPLODE』(14年)では狂気がすぎる不良、『闇金ウシジマくん Part2』(14年)ではストーカー役を怪演した。ドラマ『信長協奏曲』(14年、フジテレビ)では、織田信長の実弟、織田信行役で第1話だけの出演ながら話題をさらい、連続テレビ小説『まれ』(15年、NHK)ではマイペースでちょっぴり軽薄だけど優しい“恋敵”を好演。映画『ディストラクション・ベイビーズ』(16年)では喧嘩に明け暮れていた主人公を演じるなど、作品ごとに強いインパクトを残してきた。

 それゆえに「ワイルド」「アウトロー」といったイメージも持たれがちだが、インタビューの受け答えのノリも良いし、話も面白い。「イメージと現実が違うところが、俳優の面白さでもあると思います。いい人そうに見えるけど、すごく嫌なヤツより、怖そうに見えるけど実は気の弱い人のほうが、人間関係も長続きしそうじゃないですか(笑)。自分については、もう少し穏やかな印象を持ってもらえたらいいなと思います。今回も個性的なキャラクターですが、物語が進んで、直虎との距離感が次第に縮まっていく感じや、シリアスな展開もしっかり演じたいと思います」。

 最初は謎の男として直虎の前に現れる龍雲丸が、やがて盗賊団もろとも直虎から頼りにされるようになり、物語の中盤を支えていく。目力もあって愛きょうもある表情。『直虎』でも何かやってくれそうなオーラをまき散らしていた。

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  • 大河ドラマ『おんな城主 直虎』第16回(4月23日放送)より登場する龍雲丸役の柳楽優弥(C)NHK
  • 大河ドラマ『おんな城主 直虎』第16回(4月23日放送)より。直虎は、ある日水浴びをする若い男(柳楽優弥)と運命的な出会いを果たす(C)NHK

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