NHKで2018年に放送される大河ドラマ『西郷どん』の出演者が12日、新たに発表された。俳優・鈴木亮平が演じる主人公・西郷吉之助(隆盛)のよき相談相手となる赤山靱負(あかやま・ゆきえ)役に鹿児島県出身の沢村一樹の出演が明らかになり、会見で鈴木は「沢村さんから『鹿児島弁やっている? 今からやっておかないとやばいよ』と、すごくプレッシャーをかけられましたが、僕自身、妥協したくないです」と意気込みを新たにした。
大河ドラマと朝ドラは、日本各地が舞台となることが多いため、お国ことばがたびたびクローズアップされる。地元の人たちは“再現度”を重視するが、耳慣れない人たちにとっては「聞き取りづらい」だけだったり。方言が魅力的に聞こえるかどうかは、役者の演技力や演出にもよる。
薩摩藩の下級武士の長男に生まれた隆盛の波乱万丈な生涯を描く同ドラマで、薩摩弁(鹿児島弁)は避けて通れないハードル。鈴木は「時間の制約がある中で、どんどんせりふが来て大変になると思いますが、実は、大学の時に言語学を専攻していまして、言葉が好き、とても大事にしているので、方言に関しても妥協せず、演技の前にあるハードルとして乗り越えていきたい」とやる気満々だ。
沢村は「鹿児島弁は本当に大変だと思う。上京している友人たちと鈴木くんを囲む回を何度か催して、生の鹿児島弁を耳から叩き込ませようかと思っています」と“ネイティブ”として“鬼教官”となりそうだ。
薩摩藩主・島津斉興役に起用された鹿賀丈史は「1990年の大河ドラマ『翔ぶが如く』で大久保利通を演じました。薩摩弁を大事にしていこう、なるべく薩摩弁でしゃべろうという方針でやっていたら、視聴者から何を言っているのかわからないという声が多く届いて、字幕を出したことがあった」とやりすぎにアドバイスを送る一幕も。
制作統括の桜井賢チーフプロデューサーは「薩摩ことばをしゃべると、キャラクターや風土がわっと沸き立ってドラマの力になると思っています。西郷さんの人柄も薩摩ことばからにじみ出ることがたくさんあると思う」と、脚本上もお国ことばを重視しているという。「ことばそのものの意味が、全国の視聴者に伝わらないような薩摩ことばを多用すると、日曜8時に放送するドラマとしてふさわしくないと思うので、イントネーションはもちろん、語尾を大事にしていきます。出演者の方々には方言と格闘することになると思います」と話していた。
大河ドラマと朝ドラは、日本各地が舞台となることが多いため、お国ことばがたびたびクローズアップされる。地元の人たちは“再現度”を重視するが、耳慣れない人たちにとっては「聞き取りづらい」だけだったり。方言が魅力的に聞こえるかどうかは、役者の演技力や演出にもよる。
薩摩藩の下級武士の長男に生まれた隆盛の波乱万丈な生涯を描く同ドラマで、薩摩弁(鹿児島弁)は避けて通れないハードル。鈴木は「時間の制約がある中で、どんどんせりふが来て大変になると思いますが、実は、大学の時に言語学を専攻していまして、言葉が好き、とても大事にしているので、方言に関しても妥協せず、演技の前にあるハードルとして乗り越えていきたい」とやる気満々だ。
沢村は「鹿児島弁は本当に大変だと思う。上京している友人たちと鈴木くんを囲む回を何度か催して、生の鹿児島弁を耳から叩き込ませようかと思っています」と“ネイティブ”として“鬼教官”となりそうだ。
薩摩藩主・島津斉興役に起用された鹿賀丈史は「1990年の大河ドラマ『翔ぶが如く』で大久保利通を演じました。薩摩弁を大事にしていこう、なるべく薩摩弁でしゃべろうという方針でやっていたら、視聴者から何を言っているのかわからないという声が多く届いて、字幕を出したことがあった」とやりすぎにアドバイスを送る一幕も。
制作統括の桜井賢チーフプロデューサーは「薩摩ことばをしゃべると、キャラクターや風土がわっと沸き立ってドラマの力になると思っています。西郷さんの人柄も薩摩ことばからにじみ出ることがたくさんあると思う」と、脚本上もお国ことばを重視しているという。「ことばそのものの意味が、全国の視聴者に伝わらないような薩摩ことばを多用すると、日曜8時に放送するドラマとしてふさわしくないと思うので、イントネーションはもちろん、語尾を大事にしていきます。出演者の方々には方言と格闘することになると思います」と話していた。
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2017/04/12