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中井貴一&佐々木蔵之介がW主演 『百円の恋』監督×脚本家が再タッグ

 俳優の佐々木蔵之介(49)、中井貴一(55)が、映画『嘘八百』(2018年公開)にW主演することが6日、わかった。大阪・堺を舞台に、古物商(中井)と陶芸家(佐々木)が、一発逆転を狙って狐と狸の化かし合いを繰り広げるコメディー。安藤サクラが主演した映画『百円の恋』で高評価を受けた監督・武正晴氏と脚本・足立紳氏が再タッグを組む。

映画『嘘八百』に主演する中井貴一

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 同作では、『百円の恋』コンビに、NHK連続テレビ小説『てっぱん』などを手がけた今井雅子氏も参加。中井と佐々木は、映画『花戦さ』(6月3日公開)にも共に出演しているが、本格的な共演は今回が初となる。

 中井は「助監督からたたき上げで映画を撮ってこられた武さんは、人間描写に長けている監督だと感じていたので、今回お話をいただき是非お引き受けしたいと思いました」と話し、役作りのために「古美術関連の書籍を読んだりしています。良い意味でも悪い意味でもロマンに包まれた商売だと感じているので、演じるのがとても楽しみです」と期待。

 京都出身の佐々木は「大阪人の『おまえ、ホンマか!? 嘘つけぇ!』は完全に褒め言葉です。『浪華の八百八橋』と言いますが、200橋くらいです。大阪では大きく盛った方が勝ちです。結果、オモロかったら良いんです」と語り、「武監督と中井さんと利休さんと嘘っぱち×100倍の映画、お楽しみに!」と呼びかけている。

 メガホンをとる武監督は、昨今“嘘”という言葉がネガティブに受け取られる世の中になったとしつつ、「先人たちの作ってくれたこの“嘘八百”という言葉は、“嘘”の中にも楽しさやおおらかさがあるものだったと思っています。僕は映画作りも“嘘八百”だと思っていますし、その“嘘八百”は楽しいものであって、自分の映画作りの根本はそこにあると考えています」とコメント。「観てくれた人たちが、映画の中に出てくる嘘をそんな風に受け止めて、『嘘八百だったけど、なんて楽しい世の中なんだ!』と感じてくれる作品にできたらいいなと思います」と意気込んでいる。

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