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仲村トオル「1秒たりとも見逃せない」ドラマがある

 俳優の仲村トオル(51)が主演するABC・テレビ朝日系土曜ワイド劇場『弁護士 倉沢由法の事件ファイル』が21日(後9:00〜11:06)、放送される。スマートフォンを片手にテレビ放送を見るスタイルが当たり前になり、それを前提に視聴を促す番組が増えている中で、「1秒たりとも見逃せない」と正面切って言えるドラマ。仲村は「気楽に観てくださいと言ったほうが、いまの時代は食いつきやすいかもしれませんが、あえて、逆行するようなことを言いたくなる気持ちもある。ぼんやりしていたら楽しさ半減。ちゃんと観てくれれば、ドラマの醍醐味を感じられる。手前味噌ですけど…、そう思います」と、力を込めた。

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 本作は、表立って人権派を掲げているわけではないが、なぜか厄介で金にならない依頼ばかりが舞い込んでくる、パッと見“らしく”ない弁護士・倉沢由法を主人公に、ちょっとしたボタンの掛け違いから生じた歪みが、母と息子の運命を翻ろうする事件をひも解いていく。

 「普段はバッチを付けていない、スーツ姿でもない倉沢は、ザ・弁護士に見られるのがイヤなタイプの人間だと思いました。自分の中にある強すぎる正義感を自制しているような感覚は共感できました。僕自身もザ・正義の味方のような役を演じる時は気恥ずかしさがありますから」。

 気恥ずかしさでいえば、劇中、倉沢と同じ雑居ビルにカフェを構える元検事の佐伯和志(大杉漣)からたびたび「イケメン」と呼ばれることについては?

 「台本を読んだときには、正直、そういう風に見えないといけないのかな、面倒くさいと思いました(笑)。撮影時は気にせずにお芝居しましたけど、周りからイケメンと呼んでいただけるように、まだまだ頑張っていかないといけないなって思います(笑)」。

 映画『ビー・バップ・ハイスクール』(1985年)の中間徹役で主演デビューを飾り、一躍脚光を浴びた仲村。ドラマ『あぶない刑事』(88年、日本テレビ)でも“トオル(町田透)”役を熱演し、ドラマの人気とともに顔と名前がお茶の間に浸透。中山美穂木村拓哉が主演したドラマ『眠れる森』(98年、フジテレビ)では犯人役でインパクトを残した。その後も話題作への出演が続き、ドラマ「チーム・バチスタ」シリーズ(2008〜14年)も最後は映画化されるなど、30年以上にわたって常に第一線で活躍してきた。WOWOWの社会派ドラマや映画『64』(16年)などのシリアスな作品だけでなく、『家売るオンナ』(16年、日本テレビ)の“ちょいダメ”課長のようなコミカルな演技にも定評がある。

 この30年以上のキャリアを仲村自身はどう思っているのか。「20歳の時は、50歳の先輩をとてつもなく重くて高い存在として見上げていたような気がしますが、自分がその年齢になってみるとそんなにたいしたことない」と返ってきたので、うなずいて同意すべきか、「そんなご謙遜を」とリアクションすべきか、戸惑っていたら、「この後、自慢話になるので大丈夫です」と優しく笑って、話し続けた。

 「ちょうどデビュー30年の時に、同じように『30年やってきてどうですか?』と聞かれて、『あまり重みを感じないです』と答えたことがありました。それは、忍者が麻や竹を植えて毎日その上を飛び越え、ジャンプ力を身につける修行をするという話と似たようなもので、毎日毎日、1年1年、それなりに歯を食いしばってやってきた結果、30年の間に30年分の経験を片手で持てるくらいの筋力がついたから重みを感じないのだと思う。そういう筋力がついたという自慢話です(笑)」。

 筋力を鍛えておけば、さまざまな動きにも柔軟に対応できる。「とはいえ、最初からそうしようとか、長期的なビジョンを持ってやってきたつもりはまったくなくて、その時々の判断で忠実にやってきた結果、いまがある。たぶんこれからも、夏の暑い日はビールが飲みたいと思うように、冬の寒い日は熱燗が飲みたいと思うように、その時にこれだ!と思った作品との出合いに誠実でありたいですね」。

 『弁護士 倉沢由法の事件ファイル』には、仲村、大杉のほか、室井滋細田善彦戸田菜穂ら実力のある俳優たちの共演も見どころ。「これまで積み重ねてきたもの、どう生きてきたか、普段、何を考えているか、そういったものが演技を超えて、前に出てくるようなすばらしい役者さんたちの魅力が登場人物からにじみ出ていて、さすがだな、と思える作品になったと思いますし、視聴者の皆さんにもきっと伝わるのではないかと思っています」。



関連写真

  • 1月21日放送、ABC・テレビ朝日系土曜ワイド劇場『弁護士 倉沢由法の事件ファイル』に主演する仲村トオル (C)ORICON NewS inc.
  • 1月21日放送、ABC・テレビ朝日系土曜ワイド劇場『弁護士 倉沢由法の事件ファイル』に主演する仲村トオル (C)ORICON NewS inc.
  • 物語のカギを握る母親役の室井滋(左)(C)テレ朝日
  • 1月21日放送、ABC・テレビ朝日系土曜ワイド劇場『弁護士 倉沢由法の事件ファイル』に主演する仲村トオル (C)ORICON NewS inc.
  • 1月21日放送、ABC・テレビ朝日系土曜ワイド劇場『弁護士 倉沢由法の事件ファイル』に主演する仲村トオル、物語のカギを握る母親役の室井滋(C)ORICON NewS inc.

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