ドラマ&映画 カテゴリ
ORICON NEWS

水谷豊、『相棒』杉下右京を演じて16年「いつもいまを生きてきた」

 2000年に誕生して以来、不動の主演・水谷豊と、寺脇康文及川光博成宮寛貴反町隆史がバトンをつなぎ、ファンの厚い支持とともに高視聴率を記録し続けてきたモンスタードラマ『相棒』。02年スタートの連続ドラマシリーズもいよいよ「season15」が12日よりテレビ朝日系でスタートする。杉下右京という役を長年演じ続ける水谷自身も「こればかりは分析できない」というが、「ただひとつ言えることは、いつもいまを生きてきたってことですかね」と人気の理由に思いを巡らせた。

テレビ朝日系ドラマ『相棒season15』10月12日スタート(C)テレビ朝日

テレビ朝日系ドラマ『相棒season15』10月12日スタート(C)テレビ朝日

写真ページを見る

【写真】その他の写真を見る


 「このエピソードなら視聴者はきっと喜んでもらえる、そういうものを毎回作っていきたいと思っています。それでも、だんだん新鮮味がなくなってくるというようなこともシリーズを長くやっていくと起こります。だからこそ、一つひとつのエピソードをどう捉えていくかが大切なんだと思いますけど、基本的には過去は振り返らず、いま、目の前にあることに向かっていく。いま、右京は何を感じているんだろうということを考えながら続けてきた気がしますね。脚本を書く側もそうだと思いますが、そんなに先のことは考えていないし、振り返ってもいないと思います。だから、常に生っぽい感じでずっと続けてくることができた。視聴者の皆さんにも楽しんでいただけているんだと思います」。

 『相棒』は、主人公の右京とその相棒が活躍するという全体を貫くテーマはあるものの、基本的に1話ごとにエピソードが閉じる「一話完結型」。複数の脚本家が切磋琢磨し合い、1話ごとにかなり力の入った脚本になっているし、たまに毛色の違う感じの話もある。

 『相棒』が生まれた16年前といまでは世の中も変わった。「インターネットの普及やスマートフォンなどの進化で、描かれる事件も犯罪の手口も変わっていると思いますね。今シーズンはサイバー犯罪にも立ち向かっていきますよ」と水谷。一方で、事件にかかわるのが人間である以上、変わらないこともある。水谷は「次はどんな事件か、毎回、台本を受け取るのが楽しみ。今シーズンもいろんな事件が起こることでしょう。相棒ファンの皆様にも楽しみにしていてください」。

 『相棒season15』はきょう12日よりスタート(初回は後8:00〜2時間スペシャル、以降、毎週水曜 後9:00)。初回「守護神」の物語は、「呪いで人を殺した」という女性の告白からはじまる。右京の興味をくすぐる自称殺人犯・来栖初恵を演じるのは小野ゆり子。青森に住む初恵の祖母・来栖トヨ役で山本陽子が出演。トヨは、自分の影響で孫娘が人を呪い殺す力を持つことになったと主張する。事件の真相に深く関わる重要な役どころを津軽弁で演じ山本と水谷がドラマで共演するのは、実に44年ぶりのこと。そして、警視庁の副総監役で大杉漣が登場。一時の力を失っている石坂浩二演じる甲斐峯秋と対立する人物として、警察組織の権力図を描いていく。

関連写真

  • テレビ朝日系ドラマ『相棒season15』10月12日スタート(C)テレビ朝日
  • 山本陽子が44年ぶりに水谷豊と共演(C)テレビ朝日
  • テレビ朝日系ドラマ『相棒season15』10月12日スタート(C)テレビ朝日

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索