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柄本明、主演ドラマ完成に感慨「せりふも多くて疲れました」

 俳優の柄本明(67)と女優の池脇千鶴(34)が28日、東京・渋谷のNHKで『宮崎発地域ドラマ 宮崎のふたり』の試写会に出席した。かつて、結婚したカップルの3組に1組が宮崎に新婚旅行に来ていたという「ハネムーンブーム」を題材に、当時の宮崎へ新婚旅行に訪れた世代の男が、思い出の地をたどりながら、いまの現実と向きあおうともがく姿を描く。ほとんどのシーンに出ずっぱりで、宮崎の悪口を早口でまくし立てるなど、せりふ量も多かった柄本は「ずっと叫んでおりました。せりふも多くて疲れました(笑)」と振り返っていた。

ドラマ完成に充実感をにじませた(左から)柄本明、池脇千鶴 (C)ORICON NewS inc.

ドラマ完成に充実感をにじませた(左から)柄本明、池脇千鶴 (C)ORICON NewS inc.

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 池脇は「タイトルの『ふたり』は、私たちふたりのことではありませんので」と誤解されないように注意を促した。同ドラマの“宮崎のふたり”は、柄本が演じる主人公・小山幸彦と小山がたまたま乗車したタクシーの運転手・日高詠介(森山未來)のこと。池脇は、詠介の恋人・黒木咲耶役で、小山が新婚旅行時に泊まった旅館の一人娘だったことから、小山の旅に巻き込まれる。池脇も、柄本と森山が丁々発止、口げんかをするシーンを見どころに挙げると、柄本は「森山未來は気が強いからね。彼のほうが頑固に見える」と笑っていた。

 物語は、高度経済成長期を支えた世代の男が残してきた“傷跡”に敢えて触れ、長年連れ添った妻との間で育んできたものも埋められなかった溝も、楽しい思い出も後悔していることも、主人公が抱えるさまざまな思いを、かつて新婚旅行先として栄えた宮崎のいまをシンクロさせながら、夫婦の再生と宮崎の復活という希望を描く。

 柄本は、「今回演じた小山は自分とまさに同い年。サラリーマンを2年経験しているんですが、僕は途中で芝居という世界に入ってしまったんだけど、小山のようにいわゆる会社の中でモーレツに頑張ってききた人たちのことは、わからなくもない。小山みたいに家庭を犠牲にして働いてきた男は多かったんじゃないんでしょうか」と感慨深げに語っていた。

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  • ドラマ完成に充実感をにじませた(左から)柄本明、池脇千鶴 (C)ORICON NewS inc.
  • 宮崎発地域ドラマ『宮崎のふたり』の試写会に出席した(左から)柄本明、池脇千鶴 (C)ORICON NewS inc.
  • 宮崎発地域ドラマ『宮崎のふたり』の試写会に出席した池脇千鶴 (C)ORICON NewS inc.

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