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市川海老蔵主演『利休にたずねよ』ノーカット、地上波初放送

 歌舞伎俳優の市川海老蔵主演で2013年に公開された映画『利休にたずねよ』がテレビ東京で10月10日(後0:30〜3:00)にノーカット、地上波初放送されることが明らかになった。同月14日にスタートを控える「金曜8時のドラマ『石川五右衛門』放送直前!市川海老蔵スペシャル」として編成された。

2013年公開の映画『利休にたずねよ』テレビ東京で10月10日にノーカット、地上波初放送(C)2013「利休にたずねよ」製作委員会

2013年公開の映画『利休にたずねよ』テレビ東京で10月10日にノーカット、地上波初放送(C)2013「利休にたずねよ」製作委員会

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 同映画は直木賞に輝いた山本兼一氏の同名小説(PHP文芸文庫)を実写化した歴史ドラマ。海老蔵が戦国時代から安土桃山時代に実在した茶人・千利休の19歳から69歳までを演じ、海老蔵の父である十二代目市川團十郎と最後の親子共演が話題にもなった。利休の妻・宗恩に中谷美紀、豊臣秀吉に大森南朋、織田信長に伊勢谷友介らが出演。第37回モントリオール世界映画祭最優秀芸術貢献賞を受賞するなど、海外でも高く評価された。

 絶対的な審美眼から、かつては戦国の覇者・織田信長に重用され、のちに天下人となった豊臣秀吉のもと“天下統一宗匠”として名を馳せながらも、秀吉の怒りを買い、死に向かう利休。そんな夫に対して妻・宗恩がたずねる。「あなた様にはずっと想い人がいらっしゃったのでは…」。利休の胸中に秘められた、遠い時代の記憶…。美の本質に迫る極上のミステリーにして、究極のラブストーリー。

 番組プロデューサーの岩田牧子氏は「実はこの映画のワンシーンで使われているヴェネツィアングラスは、かの有名なヴェネツィア在住のガラス作家、土田康彦氏の作品だそうで、土田さん自身、あまりにこの原作が好きすぎて、ヴェネツィアングラスを携えて現場入りし、監督に志願して出演された」というエピソードを挙げ、今も多くのアーティストにも影響を与えている利休の美へのこだわりがこの映画にも投影されていることに感銘を受けたという。国宝級の建造物で細部の美術品にまでこだわって撮影が行われたという映像もみどころだ。

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