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関ジャニ・錦戸、2018年公開作で初サスペンス挑戦 吉田大八監督『羊の木』

 人気アイドルグループ・関ジャニ∞錦戸亮が2018年公開の吉田大八監督最新作『羊の木』に主演することがわかった。撮影は10月から開始され、錦戸の映画主演は『抱きしめたい-真実の物語-』(2014年/塩田明彦監督)以来、約2年半ぶり。『桐島、部活やめるってよ』(12)『紙の月』(14)などで日本アカデミー賞監督賞を受賞した吉田監督作品には初参加、サスペンス作品にも初挑戦となる。

2018年公開の錦戸亮主演・吉田大八監督最新作『羊の木』キャスト

2018年公開の錦戸亮主演・吉田大八監督最新作『羊の木』キャスト

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 殺人などの凶悪犯罪に手を染めた元受刑者たちを受入れた港町で起こる数々の事件、住民と元受刑者の不協和音、そして人間が本来的に犯罪者に感じる生理感覚を描いた、山上たつひこ氏原作・いがらしみきお氏作画のコミック『羊の木』(講談社イブニングKC刊)を大胆にアレンジ。2014年文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞した問題作を、全く新しいエンディングで描くヒューマンエンターテインメント作品となっている。

 錦戸が演じるのはさびれた港町・魚深市(うおぶかし)で犯罪者の受入担当となった、ごく普通の市役所職員・月末一(つきすえはじめ)。「とても楽しみ(?)というか、ソワソワしています。監督をはじめとして、キャストの方も初めてご一緒する方々ばかりなので、一癖も二癖もある共演者に『月末』として精一杯翻弄されたいと思います」と意気込みをコメント。

 この他キャストとして、町に帰郷した月末の同級生・文(あや)を木村文乃、町に放たれ新たな人生を始める6人の元殺人犯として、ごう慢ですぐ人に絡む釣り船屋・杉山勝志役に北村一輝、色っぽく隙のある介護士・太田理江子役に優香、人見知りで几帳面すぎる清掃員・栗本清美役に市川実日子、大人しく気弱な理髪師・福元宏喜役に水澤紳吾、強面で寡黙なクリーニング屋・大野克美役に田中泯、無邪気で好奇心旺盛な宅配業者・宮腰一郎役に松田龍平らが起用された。

 数々の話題作を手がけてきた吉田監督は「善と悪、普通と異常、自分と他人、地方と中央、生と死。原作『羊の木』に出会ってしまった結果、そういう境目たちとまとめて向き合うことになりました。もちろん怖いのですが、間もなく撮影が始まるので覚悟を決めなければいけません」と決意。「とんでもなく魅力的なこの俳優たちと共にダークだけどカラフル、怖すぎて笑えるような映画を目指します。そしてできれば、人間と人間じゃない何かの境目まで見届けて、無事に帰ってきたいです」と掲げている。

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