俳優の大野拓朗が3日、都内で行われたNHK終戦企画ドラマ『ラスト・アタック〜引き裂かれた島の記憶』会見に出席した。沖縄に実在した日本軍の将校・飯井敏雄さん役で主演した大野は、初めて完成作を鑑賞し「沖縄ではず〜っと悩んでいて。生きてていいのかとか、守るってなんだろうとか。それがこうして完成したのを観ると感無量です」と大粒の涙をこぼした。 同ドラマでは沖縄戦のさなか全島民が降伏し、突然の平和が訪れた伊平屋島で正体を隠し潜んでいた飯井さんが米兵2人と不思議な友情を育み、島民とのふれあいで心を動かされていくも玉音放送後の特攻“ラストアタック”によって、全てが引き裂かれてしまう…という実話を綿密な取材をもとに、ドキュメンタリータッチで描いていく。
2016/08/03