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“還暦”トム・ハンクスが漏らした本音 実在の人物を演じるのは「大変」

 きょう7月9日に還暦の誕生日を迎えた俳優トム・ハンクス(60)。映画『フィラデルフィア』(93年公開)、『フォレスト・ガンプ/一期一会』(94年)で2年連続アカデミー主演男優賞を受賞し、クリント・イーストウッド監督(86)と初タッグを組んだ最新作『ハドソン川の奇跡』(9月24日公開)で3度目のオスカーを狙うハンクスが、本作の公開前に意外な本音を漏らした。

『ハドソン川の奇跡』は9月24日公開。(左から)トム・ハンクス、クリント・イーストウッド監督 (C)2016 Warner Bros. All Rights Reserved

『ハドソン川の奇跡』は9月24日公開。(左から)トム・ハンクス、クリント・イーストウッド監督 (C)2016 Warner Bros. All Rights Reserved

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 2009年1月15日、厳冬のニューヨーク。160万人が住むマンハッタン上空850メートルで突如起こった航空機事故。全エンジン完全停止、制御不能、高速で墜落する70トンの機体。未曽有の大惨事を救った生死を分けた30秒。その時一体何が起きたのか?

 脚本の基になったのは、機長の手記『機長、究極の決断 「ハドソン川」の奇跡』(静山社文庫刊)。航空旅客機史上最大の非常事態の中、制御不能となった飛行機をハドソン川に不時着させ、“全員生存”という驚愕の生還劇に隠された真実を、常に映画を通して時代と寄り添ってきたイーストウッドならではの視点で突きつける。ハンクスは奇跡を起こし、全米で“国民的英雄”と称されたサレンバーガー機長を演じる。

 これまでも、米ソの捕虜解放を描いた『ブリッジ・オブ・スパイ』では実在の弁護士ジェームズ・ドノヴァンを演じ、トラブルに見舞われた宇宙飛行士たちの活躍を描いた『アポロ13』、天才詐欺師の若者と彼を追う捜査官の攻防を描いた『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』、2009年に起ったソマリア海域人質事件を描いた『キャプテンフィリップス』など、実話を基にした作品で熱演を見せていたが、本作のインタビューで「本当のことを言うとね、実在している誰かを演じるというのは大変なんだよ」と本音を漏らしている。

 還暦という年齢から、弱気な発言をしたのかと思いきや「なぜなら、彼らが映画をみることになるからだよ(笑)彼らを怒らせたくないんだ」とユーモアを交えつつ、「僕はこれまで演じた全ての人々に会ってきた」と真面目な役作りについて明かした。

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