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ドラマ・バラエティ引っ張りだこの山崎育三郎「僕のホームはあくまでもミュージカル」

 昨年の大ヒットドラマ『下町ロケット』(TBS系)出演以降、ミュージカル俳優として培ってきた確かな実力を武器に、ドラマ出演が続いている山崎育三郎。この4月期は、竹野内豊主演のテレビ朝日系ドラマ『グッドパートナー 無敵の弁護士』で、「神宮寺法律事務所」のアソシエイト弁護士“レッド”こと赤星元を熱演している。約18年にわたってミュージカル俳優として活躍してきた中で、ここ最近、ドラマ出演が続いている理由、さらにバラエティ番組でのキャラクターが注目を集めていることについて、本人はどう感じているのだろうか。

◆テレビの影響実感 ミュージカルにも足を運んでもらいたい

――もともとミュージカルでご活躍されていましたが、昨年10月期の『下町ロケット』以降、テレビドラマへの出演が続いています。どんな心境の変化があったんでしょうか?
【山崎育三郎】 僕はデビューが12歳で、約18年、ミュージカルの世界でやってきたのですが、ミュージカルをもっとたくさんの人に知ってもらいたいという想いがあるんです。自分の同級生や若い世代の方はミュージカル観たことない方も多いですし、敷居が高そうだからいいやと言われることも多い。もっと身近になればいいなっていうのは、長くミュージカルをやってきた中で感じていました。そこで、井上芳雄さん、浦井健治さんと「StarS」というユニットを組んで、日本武道館でコンサートもしたところ、それをきっかけにミュージカルに足を運んでいただいた方もたくさんいました。あと、『レ・ミゼラブル』の舞台に立ったとき、ちょうど映画の『レ・ミゼラブル』が公開された時期だったので、舞台のほうにもすごい数のお客さんが集まったんですよ。その反響の大きさを覚えていたので、テレビで僕を知ってくれた方がミュージカルを見に来てくれて、輪が広がっていくのであれば、テレビの仕事にもチャレンジしたいなと思っていて。そんな時、『下町ロケット』の関係者の方が舞台を見に来てくださって、やってみないか、と誘ってくださったのがきっかけになりましたね。

――『下町ロケット』は昨年の一番のヒット作でしたもんね。
【山崎育三郎】 ええ、本当に恵まれているなと思います。そこから4作品連続で連ドラに出演させていただいているわけですから。僕自身は、与えていただいた作品とか、役に必死に挑んでいるんですけど、その結果、次につながっていくというのは、びっくりしているところでもあります。

――実際に、反響を実感する瞬間はありますか?
【山崎育三郎】 先日のイベントで、TVで知ってきてくださったという方がたくさんいたことですね。舞台だと、毎日のようにお客様の前にいるので、「観ていただけている」という感覚があるんですけど、ドラマだと自宅と撮影所の往復なので、あまり他人と会うことがなくてわからないんですよ。だから久しぶりに人前に立ってみて、すごくびっくりしました。「今度ミュージカルを見に行くね」と言ってくださる方もいて、“多くの人に知ってもらいたい”ということが形になってきたんだということは感じています。あと、街中で女子高生に「あ、砂清水だ! ウケる〜」って言われました(笑)。皆さんに観ていただけてるんだなって思って、嬉しかったですね。

――『お義父さんと呼ばせて』の“砂清水”役みたいなコメディや、バラエティでのトークを見ていると、笑いのセンスも抜群だなあと思うのですが。
【山崎育三郎】 もともと個人的にコメディやお笑いが大好きなんです。時間があるときはDVDをずっと観ていますね。だから、砂清水みたいな役で、自分が笑いを作れるお芝居にはすごくやりがいを感じました。

◆ジャンルの垣根を超えたい “表現者”としての使命

――ドラマへの挑戦はどんな理由があるのでしょうか。
【山崎育三郎】 12歳からミュージカルに出演して、1回だけ、声変りをした頃に、ドラマをやらせていただいたことがあったんですよ。その時に現場で感じたことは、僕はやっぱりミュージカルが好きなんだなと改めて感じたんですよね。たくさんのお客さんがいる前で、3時間のステージをやって、拍手をいただいて、という感動が忘れられなかった。そこからミュージカル一筋でした。その次のドラマは、昨年の『THE LAST COP/ラストコップ』です。

――ドラマからファンになった方には、バラエティ番組を観て驚かれることも多いのでは?
【山崎育三郎】 ミュージカル俳優って、お芝居・ダンス・歌という3つの要素を全部できなきゃいけないので、ずっと同じだけエネルギーを使ってやってきたんですけど、それにプラスして、おしゃべりをする機会もすごく多いんですよ。ディナーショーではずっとMCもやってきてますし、トークもできなくてはいけない。だから、バラエティでの振る舞いも、これまでと同じことをやっているという感覚はあって、ずっと観て下さっているファンの方は通常運転だと感じてるようですね。僕の中ではドラマもミュージカルも舞台もバラエティも、観てくださる方を楽しませるという意味では同じなんです。バラエティに出ると、芸人の皆さんが“この瞬間に、どれだけ楽しいものを出せるか”ということに命をかけているのが伝わってきて、感動するんですよ。だから僕も同じ気持ちで“楽しんでいただきたい”という気持ちでバラエティに挑んだ結果が、皆さんに面白おかしく映ってるんじゃないかなと思います(笑)。

――ミュージカル、ドラマ、歌、バラエティ…と幅広く活躍されていますが、ご自分の肩書はなんだと思いますか?
【山崎育三郎】 「ミュージカル俳優がドラマをやっている」と言っていただいたりしますけど、自分としては海外のようにジャンルの垣根を超えたいと思っていて。なので…“エンターテイナー”“表現者”ですかね? ただ、自分ではやっぱりミュージカルがホームグラウンドだと思っているので、ミュージカルを続けながら、チャンスをいただいたら映像の仕事もしていきたいという感じです。テレビに出ることでミュージカルを知っていただいて、ミュージカルが好きな方にもドラマの世界を楽しんでいただいて。どちらも盛り上がったらいいなと思いますね。

(文/加藤恵)



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