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降旗康男×木村大作が9年ぶりにタッグ 岡田准一主演『追憶』

 人気グループ・V6岡田准一(35)が、『鉄道員(ぽっぽや)』『ホタル』などを送り出してきた降旗康男監督(81)と撮影・木村大作(76)の“黄金コンビ”による最新作『追憶』(2017年公開)に主演することがわかった。「映画界の至宝の方々とお仕事ができることを光栄に思います」と喜び、「お二人のエネルギーに影響を受けながら、映画を愛する方々の愛をしっかり見てきます」と意気込んでいる。

映画『追憶』に出演する(上段左から)長澤まさみ、小栗旬、柄本佑、(下段左から)吉岡秀隆、木村文乃、安藤サクラ

映画『追憶』に出演する(上段左から)長澤まさみ、小栗旬、柄本佑、(下段左から)吉岡秀隆、木村文乃、安藤サクラ

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 降旗監督と木村氏のタッグは9年ぶり、15作品目。脚本は、高倉健さんの遺作となった『あなたへ』(監督:降旗康男)で、夫婦の繊細な心の機微を紡ぎ出した脚本家・青島武氏と映画監督・瀧本智行氏による完全オリジナルストーリー。幼少期を共に過ごした少年3人が、一つの殺人事件を通して、刑事、容疑者、被害者という形で再会を果たし、事件の真相、そして心に蓋をしてきた忌まわしい過去と対峙していく。

 過去から逃れるために刑事となったが、一つの殺人事件をきっかけに過去の自分と向き合っていく男・四方篤を岡田、少年時代を一緒に過ごした旧友であり、事件の捜査線上に浮かび上がる容疑者・田所啓太を小栗旬(33)、その事件の被害者・川端悟を柄本佑(29)が演じるほか、長澤まさみ(28)、木村文乃(28)、柄本の妻である安藤サクラ(30)、吉岡秀隆(45)らが出演する。

 日本海の荒波を臨む景観が魅力の北陸の地を中心としたロケーションで撮影を敢行し、荒ぶる日本海、立山連峰を望む町並み、美しい間垣の集落、能登半島に沈む夕陽など、“厳しく、寂しく、美しい”景色にも期待が高まる。

 降旗監督は、木村氏との9年ぶりのタッグを「古巣に戻った気持ち」と表し、「歳も歳なので、いつもこれが最後の作品になるかもしれないと思って臨んでいる中、今回また木村さんと一緒に組めて良かったです。岡田准一さんとは初めてですが、人間に内在する“陰”を演じきれる日本映画界では数少ない主演俳優だと思っているので、その“陰”をうまく引き出したいと思います」と語る。

 木村氏は「監督からは今までにやったことない事を求められていますし、今回は主役に岡田准一という俳優を新たに迎えるので『新しい旅のはじまり』だと思っています。岡田准一さんは、俳優にとって一番大切な“目”を持っていると思います。彼の横顔の伏し目に潜む“陰”を撮りたいです」とコメントをしている。

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