お笑いタレントの小堺一機(60)が25日、東京・渋谷のNHKで行われたBSプレミアムのドラマ『初恋芸人』(3月1日スタート、毎週火曜 後11:15、連続8回)の試写会に出席。モテない、売れない若手お笑い芸人が主人公のドラマに、落ちぶれた“元売れっ子芸人”役で出演する小堺が、“笑い”を取るコツを惜しげもなく披露した。
「案外皆さん言わないことですが、まず、人の話を聞く。それから、『空気を読む』という言葉が蔓延していますが、お客さんがどう思っているんだろう、ということを言えばいいんだ、と教わったことがあります。ギャグを言うといっても、すごいギャグを毎日考えられるわけがない。でも、お客さんが思っていることを言うとお客さんが安心するんです」
小堺は、長年の親友でもある関根勤とコンビ「コサキン」を組み、ライブハウスの舞台に立つ一方、『欽ちゃんのどこまでやるの!?』(テレビ朝日)のワンコーナー「クロ子とグレ子」で関根と共に人気を獲得。活躍が認められ、1984年にスタートしたフジテレビ系『いただきます』の司会に抜てきされた。91年に『ごきげんよう』にリニューアルし、現在までの31年間、同局の“昼の顔”を務めてきた(同番組は3月に終了予定)。
「トーク番組の司会をやることになった時に、勝新太郎さんが言ったのは『面白いことを考えて次の日に言っても、それは冷蔵庫に入った言葉だから、ヒヤッとする。その場で出せるようにするんだ』って。
それと、言葉で言わずにお客さんが見てわかってもらえるようにするってことですかね。嫌いなゲストは見てりゃわかる。席替えが早かったり(笑)。それを見て、お客さんが苦手なんだなって思って笑ってもらえればいい。
あと、違ういい方をする。太っている人にデブと言ったら0点。湯船のお湯は少なくていいんですか? 仕立てに行くと生地屋さんが嫌な顔しませんか?とか、10個くらい考えろって言われましたね」。
スラスラと、次から次へと“アドバイス”が口をついて出て、その中でも笑いを取る、さすがのしゃべり芸を披露していた。
ドラマは、ブレイクを夢見る売れない若手ピン芸人と謎の美女のありえない恋の行方と、売れない芸人たちのリアルな生態を、彼らの成長とともにコミカルに、前向きに描く王道ラブコメディー。
「売れないライブを実際に経験したこともありますし、客よりスタッフが多いライブハウスでやったこともあります。このドラマは暗転すると客が帰ってしまうので、すぐ場内を明るくするとか、多分にリアルに芸人さんってこうだなっていうところが描かれていると思います」と太鼓判。
小堺が演じる山形ツチノコは、かつては大手の芸能事務所に所属し、レギュラー番組もあった売れっ子だったが、事務所ともめてフリーになって以来、落ちぶれてしまった芸人。いまは賢治(柄本時生)たち売れない芸人たちの兄貴分的な存在で、何かと彼らの面倒を見ている役どころだ。
「僕にもウケまくるシーンとどスベリするシーンがあって、撮影しながら下北沢で関根さんと、全然お客さんがいないライブハウスでやっていた頃を思い出して胸がキュンとなりました。この年で胸がキュンとすると病気かもしれないので検査に行こうと思っています」と、最後まで笑わせていた。
「案外皆さん言わないことですが、まず、人の話を聞く。それから、『空気を読む』という言葉が蔓延していますが、お客さんがどう思っているんだろう、ということを言えばいいんだ、と教わったことがあります。ギャグを言うといっても、すごいギャグを毎日考えられるわけがない。でも、お客さんが思っていることを言うとお客さんが安心するんです」
小堺は、長年の親友でもある関根勤とコンビ「コサキン」を組み、ライブハウスの舞台に立つ一方、『欽ちゃんのどこまでやるの!?』(テレビ朝日)のワンコーナー「クロ子とグレ子」で関根と共に人気を獲得。活躍が認められ、1984年にスタートしたフジテレビ系『いただきます』の司会に抜てきされた。91年に『ごきげんよう』にリニューアルし、現在までの31年間、同局の“昼の顔”を務めてきた(同番組は3月に終了予定)。
「トーク番組の司会をやることになった時に、勝新太郎さんが言ったのは『面白いことを考えて次の日に言っても、それは冷蔵庫に入った言葉だから、ヒヤッとする。その場で出せるようにするんだ』って。
それと、言葉で言わずにお客さんが見てわかってもらえるようにするってことですかね。嫌いなゲストは見てりゃわかる。席替えが早かったり(笑)。それを見て、お客さんが苦手なんだなって思って笑ってもらえればいい。
あと、違ういい方をする。太っている人にデブと言ったら0点。湯船のお湯は少なくていいんですか? 仕立てに行くと生地屋さんが嫌な顔しませんか?とか、10個くらい考えろって言われましたね」。
スラスラと、次から次へと“アドバイス”が口をついて出て、その中でも笑いを取る、さすがのしゃべり芸を披露していた。
ドラマは、ブレイクを夢見る売れない若手ピン芸人と謎の美女のありえない恋の行方と、売れない芸人たちのリアルな生態を、彼らの成長とともにコミカルに、前向きに描く王道ラブコメディー。
「売れないライブを実際に経験したこともありますし、客よりスタッフが多いライブハウスでやったこともあります。このドラマは暗転すると客が帰ってしまうので、すぐ場内を明るくするとか、多分にリアルに芸人さんってこうだなっていうところが描かれていると思います」と太鼓判。
小堺が演じる山形ツチノコは、かつては大手の芸能事務所に所属し、レギュラー番組もあった売れっ子だったが、事務所ともめてフリーになって以来、落ちぶれてしまった芸人。いまは賢治(柄本時生)たち売れない芸人たちの兄貴分的な存在で、何かと彼らの面倒を見ている役どころだ。
「僕にもウケまくるシーンとどスベリするシーンがあって、撮影しながら下北沢で関根さんと、全然お客さんがいないライブハウスでやっていた頃を思い出して胸がキュンとなりました。この年で胸がキュンとすると病気かもしれないので検査に行こうと思っています」と、最後まで笑わせていた。
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2016/02/25