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西島秀俊主演『クリーピー』 香港国際映画祭に出品&クロージング上映決定

 俳優の西島秀俊が主演する映画『クリーピー 偽りの隣人』(6月18日公開)が、『第40回香港国際映画祭』(3月21日〜4月4日)の「Galas」部門に正式出品され、日本映画としては初となるクロージング作品として上映されることが24日、わかった。メガホンをとった黒沢清監督は、同映画祭への参加も予定しており、「ハイレベルでマニアックなシネフィルが集まり、映画を知った上で作った作品を認めてくれる香港国際映画祭の栄えあるクロージング作品に選ばれたことは、うれしい限りです」と喜びのコメントを寄せている。

『第40回香港国際映画祭』への正式出品が決定した映画『クリーピー 偽りの隣人』 (C)2016「クリーピー」製作委員会

『第40回香港国際映画祭』への正式出品が決定した映画『クリーピー 偽りの隣人』 (C)2016「クリーピー」製作委員会

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 同作は、『第15回日本ミステリー文学大賞』新人賞に輝いた前川裕氏の小説を映画化。隣人に抱いた疑念をきっかけに、とある夫婦の平穏な日常が悪夢になっていく恐怖を描く。

 黒沢監督にとって香港映画祭は、第37回(2013年)に実施されたアジアの監督たちによる短編オムニバス企画プロジェクト「ビューティフル」への参加以来。同企画では自身にとって初のアクション映画『ビューティフル・ニュー・ベイエリア・プロジェクト』が上映されているほか、『トウキョウソナタ』で第3回(2009年)アジア・フィルム・アワードを受賞している。

 黒沢監督はこれまでに、『トウキョウソナタ』でカンヌ国際映画祭審査員賞、『岸辺の旅』でカンヌ国際映画祭映画祭「ある視点」部門監督賞を受賞し、フランスにて初の海外作品『ダゲレオタイプの女』を制作する等、海外からも注目を集めている。先日行われた『ベルリン国際映画祭』でも本作を鑑賞した海外メディアからの評価が高く、香港国際映画祭を締めくくる作品として期待が寄せられている。

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