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檀れい、宝塚歌劇団退団から10年「作品ごとに違った顔、見せたい」

■テレビ朝日系ドラマスペシャル『黒の斜面』(1月24日 後9:00〜11:10)

 宝塚歌劇団でトップ娘役として活躍し、2005年に退団した翌06年、山田洋次監督の『武士の一分』のヒロイン役でスクリーンデビュー。それから10年。映画、テレビ、舞台、CMで活躍してきた女優の檀れい

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 「もう10年?と思うほどあっという間に感じる一方で、参加させてもらった作品のことを思うと充実した10年だったと思います」と述懐。順風満帆な10年を送ってきたようにも見えるが、本人の実感としては「目の前には常に高い山がそびえていて、それに挑み続けた10年でもありました」。必死に登っても、何%かの反省を抱いて下山し、また次の山に向かいたくなる。「もっと演じたいという欲求が湧いてくるんですね」と貪欲。「作品ごとの世界観の中で、違った顔を見せていきたい」というのがモチベーションの一つでもある。

 『黒い斜面』では、夫に対する疑念を払拭しようと、信じて行動する妻を熱演した。本作は、加藤剛岩下志麻市原悦子らの出演で1971年に公開された同名映画が原作。愛人宅で一夜を過ごしたことで飛行機事故を免れた男が、思わぬ展開に巻き込まれていく傑作サスペンスだ。

 40余年の時を経て今回、新たな結末とともにリメイク。檀は「家族や夫婦のあり方が、昭和やそれ以前の時代からずいぶん変わってきていますし、映画版とは異なるドラマオリジナルの結末は、いまの視聴者に共感してもらえると思う」と語る。

 檀が演じる辻井圭子は、夫・高史(原田泰造)と結婚10年目を迎え、神奈川・葉山に念願の自宅を購入、新居に引っ越したばかりだった。圭子は学生時代に服飾を学んだ腕を生かし、主婦業の傍ら、帽子工房でデザイナーとして働き、高史は建設会社の営業部課長、社内でも愛妻家として知られていた。そんな夫婦に生じた小さな綻(ほころ)びを発端に、悪夢のような出来事が連続して起きていく。

 「謎だらけの作品なので台本を何度も何度も読み返して撮影に臨みました。周囲から理想の夫婦と思われ、自分たちでもそれを演じているようなところがあって、互いに本音を隠し、気を遣いあって暮らすようになっていた夫婦が、飛行機事故をきっかけに、妻は知られざる夫の裏側を次々と知ってしまう。窮地に追い込まれたとき、どれだけ相手を信じることができるか、信じているからこそ、前に進もうとする力が湧いてくる、彼女のそういうところを丁寧に演じました」。

 妻は夫を信じていたが、夫は日常のしがらみから逃れるように、妻に隠れて愛人を作っていた。挙句、飛行機事故とともに“死亡者扱い”となり、1億円横領と殺人容疑までかけられてしまう。

 一途に夫の生存を信じる妻と、夫の不倫相手のホステス・川上妙子(内山理名)が、小心者で不器用な夫をめぐって繰り広げる女の愛憎バトルも見どころ。ダメ夫を熱演した原田や、夫婦の運命を翻ろうする妙子を演じた内山ら「共演者にすごく助けられた」と感謝を述べる。「原田さんが気弱さゆえに取り返しのつかない事態にはまっていく高史というキャラクターをしっかり作っていてくれたので、私も役に入りやすかったです。妙子とのバトルも面白かった。(内山)理名ちゃんの新たな一面を身近にみせてもらって、刺激になりました」。

 余談として、本作の撮影で最も印象に残ったことに、恋人岬(静岡県伊豆市)での回想シーンを挙げた。「原田さんと手をつないで階段を駆け上がったり、鐘をにぎやかに鳴らして永遠の愛を誓ったり、けっこうして恥ずかしいシーンだったのですが、若い頃の設定ということで、思いっきりはじけて演じました(笑)。お見逃しなく」。



関連写真

  • 1月24日放送、テレビ朝日系ドラマスペシャル『黒の斜面』に主演する檀れい(C)テレビ朝日
  • 夫の高史(原田泰造)には、妻の圭子(檀れい)には絶対に言えない秘密があった(C)テレビ朝日
  • 夫婦の運命を翻弄する小悪魔的なホステス・妙子を演じる内山理名(C)テレビ朝日
  • 1月24日放送、テレビ朝日系ドラマスペシャル『黒の斜面』に主演する檀れい(C)テレビ朝日

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