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『スター・トレック』の2人が再共演 新作でも“対立”

 アメリカ沿岸警備隊(コーストガード)史上最も偉大で最も不可能な救出ミッションとして語り継がれている 「ペンドルトン号の救出劇」を描いた『ザ・ブリザード』(2月27日公開)。J・J・エイブラムス監督の『スター・トレック』(2009年)で壮絶な対決をみせたクリス・パインエリック・バナが再共演し、同作では2人の静かな対立が見どころの一つになっている。

 荒れ狂う真冬のブリザードに翻弄(ほんろう)され、二つに裂けた巨大タンカー。そこに残された生存者32人の救出に“沿岸警備隊は定員12人の木製の小型救助艇”で挑んだ奇跡の実話を映画化。

 過酷な救出に挑む主人公バーニー・ウェバーをパインが熱演し、バーニーの上司で司令官のクラフ役でバナが出演。『スター・トレック』では主人公のカーク船長(パイン)と、その敵役ネロ(バナ)として共演していたが、本作でも2人が演じるキャラクターたちが対峙する。

 皮肉や冗談も真剣に受け取ってしまうほど真面目な性格のバーニーは、1年前の救出現場で8人の命を救えなかったトラウマに苦しむ沿岸警備隊員。恋人ミリアムと結婚するため、沿岸警備隊の規則に従って上司のクラフから“許可”を得ようとしていた。

 一方のクラフは、バーニーが所属する沿岸警備署に新たにやってきた司令官。赴任して日が浅く、近海の特徴も知らず、命令の出し方から言葉訛りも異なる彼のことを、バーニー以外の隊員たちや地元の漁師たちは“よそ者”扱いしていた。

 それを自身でも感じながら指揮を執らなければならないクラフは、居心地が悪く、自信を持てずにいた。そんな中、バーニーの話など聞く気すらないクラフは、誰もが「無謀だ」と言う真っ二つになった巨大タンカーの不可能な救出ミッションを半ば強引に彼へ言い渡す。

 致命的で緊迫した指令を、自身を肯定しながら言い渡すクラフ。そして、自殺行為と分かりながらその命令を黙って受け入れるバーニー。2人の“無言の対立”が、救出劇の運命を担う鍵にもなっていく。



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