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注目俳優・志尊淳、“泣く”演技に変化

 スーパー戦隊シリーズ第38作『烈車戦隊トッキュウジャー』のトッキュウ1号/ライト役で知名度を上げた俳優・志尊淳(20)。今年はTBS系連続ドラマ『表参道高校合唱部!』の夏目快人役、人気アニメを実写化したフジテレビ系スペシャルドラマ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の松雪集役、14日に最終回を迎える『5→9〜私に恋したお坊さん〜』(毎週月曜 後9:00 フジテレビ系)では山下智久演じる僧侶・星川高嶺の弟・天音役と、話題作に立て続けに出演。さらなるブレイクが期待されるが、「来年はこういう役をやりたい、こうなりたいっていうことはなくて、今のままいろんな人と出会えていろんな作品に出合っていけるのが一番」と謙虚に真っ直ぐ前を見る志尊に、話を聞く。

今年ドラマや映画と活躍した志尊淳 (C)ORICON NewS inc.

今年ドラマや映画と活躍した志尊淳 (C)ORICON NewS inc.

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――『5→9〜私に恋したお坊さん〜』はどんな思いで撮影に臨みましたか?

【志尊】途中から作品に入ってくっていうことは、面白くしていかなきゃいけない立ち位置なので、嫌な奴に徹して作品が乱れていく台風のようになれればいいなと思っていました。実際は、話が進むに連れて天音は、ただの嫌な奴ではなく、淋しさを抱えている人間だっただとわかります。自分の感情をどう表現していいかわからなくて、ひねくれてしまった。その思いを伝えるシーンが第9話にあったので、いろんな人に天音の本当の姿が分かってもらえたと思います。やりがいのある役だったけど、作りこむ表情が多かったので引き出しを増やさないとなって思いました。

――せりふは京都弁ですね。

【志尊】現場にいる関西出身のスタッフさんから御指導いただきました。難しかったですが、天音は実はわざと“エセ京都弁”をしゃべっているんです。13歳まで東京にいて、そこから京都に行ったというバックボーンがあるので、京都弁がうつらない。京都弁でうさんくささを出して、本心から出る言葉のときは標準語になっているんです。

――第9話では、今までの思いを明かして泣くシーンも。

【志尊】素直な天音の気持ちを家族にぶつけるシーンだったので、事前にあれこれ考えず、思いの丈をぶつけようとしました。台本には泣くとは書いていなかったけれど、自分の気持ちを素直に兄さんに届けられるといいなって思っていると、テストの段階からボロ泣きしてしまって。泣かなくていいからって言われても、天音のことを考えると…。放送後には友だちからの反響も大きくて、いい演技だったと言ってもらえました。

――涙を流す演技は苦労もあると聞きますが、難しさは?

【志尊】『表参道〜』と『あの花』では、どちらもよく泣く役でした。それまでは泣く芝居が得意ではなかったけれど、しっかりと役に寄り添って気持ちを持っていけば、自然と涙が流せるようになった。習得できるようになったのは、『あの花』の撮影のとき、素直に芝居を受けてウルッときてからです。主人公が今まで言えなかった思いを泣きながら告白するというシーンで、気づいたら涙が出てきました。

――『あの花』では女装シーンも話題になりましたが、抵抗感は?

【志尊】女装は今まで3回やったことがあるので、なかったです。『あの花』では、女装姿で自分の気持ちをぶつけないといけないので、そっちのほうが大変でしたね。そのときも泣いていて、目に見えるだけでも10滴は涙を流している。『表参道〜』も3話に1回くらい泣いていたので、今年は一生分の涙を流したんじゃないかなってくらい、目から水分が飛んでいきました(笑)。

――話題作に立て続けに出演されましたが、自身で振り返ってどんな1年でしたか。

【志尊】この1年でたくさんの携わらせていただき、いろんな人と出会えたことは自分の中でプラスになりました。まだ経験が浅いので、出会う役によって得る物も感じる物も違うと改めて感じさせられた1年でした。来年はこういう役をやりたい、こうなりたいっていうことはなく、今のままいろんな人と出会えていろんな作品に出合っていけるのが一番。そのスタンスは崩さず、初心は忘れず真摯に向き合っていきたいです。

――将来の目標は?

【志尊】僕は、将来こうなりたいっていう目標を決めていないんです。この世界に入ったときは、今みたいにたくさん仕事させてもらえると思っていなかった。目の前のことをただ一生懸命やってきたことが、今につながっている。俳優っていう仕事はゴールがないと思うので、どんどん追及していきたいし、一通りいろんな作品をやってこういう方向に進みたいってわかったら、そこに向けてどんどん探究したい。それがわかるまではあと10年くらいかかりそうです。

――多忙のなかでリフレッシュになっていることは?

【志尊】アラームをかけずに寝ること。明日はアラームをかけずに寝られるっていうことだけで幸せで、起きてからは掃除したりテレビ見たりして、夕方くらいに友だちとご飯に行くのがいい気分転換になっています。

――主演された映画『先輩と彼女』で披露した“あごクイ”(手で女性のあごを持ち上げて、顔を強制的に自分のほうに向かせる動き)はブームになりましたね。

【志尊】流行語にノミネートされたとき、僕がやっていたと紹介していただくことが多かったのですが、僕が発祥じゃないんです。やらせていただく機会があって話題になったのはよかったのですが、恐縮です。

――私生活で“あごクイ”をすることは…

【志尊】もちろん、しません(笑)。

■志尊淳(しそん・じゅん)1995年3月5日生まれ。
趣味は映画鑑賞、買い物、食べあるき、スポーツ全般。2011年にミュージカル『テニスの王子様』でデビュー。20日放送の日本テレビ系オムニバスドラマ『ダマシバナシ』(後11:15〜深0:10)に出演し、ブラックサスペンスに挑む。

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