NHKは6日、都内で会見を行い、2016年春からの連続テレビ小説『とと姉ちゃん』（月〜土　前8：00　総合ほか）の追加キャスト15人を発表した。ヒロイン・小橋常子（高畑充希）の父・竹蔵は俳優の西島秀俊、母・君子は木村多江が演じる。また、小橋家の次女・鞠子は相楽樹、三女・美子は朝ドラ初出演となる杉咲花、叔父の鉄郎は向井理に決定した。

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　常子が上京し、出会う木材問屋「青柳商店」の女将で常子の祖母、青柳滝子は大地真央（朝ドラ初）、「青柳商店」の筆頭番頭・隈井栄太郎に片岡鶴太郎、「青柳商店」の跡取り養子・清は大野拓朗（初）を起用。そのほか、深川の仕出し屋「森田屋」の大女将、森田まつを秋野暢子、森田屋の主人兼板前・宗吉をピエール瀧、宗吉の妻・照代を平岩紙、宗吉と照代の娘・富江を川栄李奈（初）、常子を支える青年・星野武蔵を坂口健太郎（初）、常子の親友・中田綾を阿部純子（初）、常子の恩師役を片桐はいりが演じる。

　西島は会見を欠席したが、そのほかのキャストが一堂に会し、ヒロイン・小橋常子を演じる高畑は「キャスト表をいただいた時、すごくわくわくした。楽しいことしか起こりえないなって思いました。自分が出ていなくても観たいカンパニー」と胸を張り「皆で肩を組んで長丁場をやり抜いていきたい」と意気込んだ。

　戦後100万部近い販売部数で一世を風靡（ふうび）した生活総合誌『暮しの手帖』の大橋鎭子・花森安治をはじめとする創業者たちの軌跡が題材で、ヒロインは父の代わりに家族を守る“中身はオヤジ”の常子。2人の妹と母を守り、女ばかりの常子一家が激動の昭和を駆け抜けていく姿を描く。

　脚本は、ドラマ＆映画『怪物くん』『妖怪人間ベム』をはじめ、小説「小野寺の弟・小野寺の姉」を上梓した西田征史（にしだ・まさふみ）氏が担当。放送は来年4月4日から10月1日（全156回予定）で、クランクインは今秋を予定。