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尾野真千子、初の猟奇的殺人鬼役で新境地「不安が90%でした」

 女優の尾野真千子が動画配信サービス・Huluが製作するオリジナルドラマ『フジコ』に主演し、初の殺人鬼役を演じることが7日、わかった。配信ドラマならではの過激な映像表現に挑んでいる同作で、一家惨殺事件を生き残った壮絶な女の一生を演じた尾野は「私なりの解釈でこの破滅的な女性を演じきりましたが、演じていてとても辛かったです。起伏の激しい、平常心でいられない役柄でしたので、疲労感がすさまじかったです。どうなるんだろう、狂気しかないんじゃないかと不安が90%でした」とコメントしている。

 同作は、「後味が悪い」「イヤな気分になる」など不快な読後感から生まれたミステリーの新たなジャンル“イヤミス”代表作として名高い、作家・真梨幸子氏のベストセラー小説『殺人鬼フジコの衝動』が原作。一家惨殺事件の生き残りの少女フジコが、いつしか幸せだけを追い求める殺人鬼となっていく姿を描く。これまでに、あまりの衝撃性と猟奇性から、地上波テレビのみならず映画化すら「不可能」と言われ続けた問題作を、Huluがオリジナルの配信ドラマで映像化する。

 そんな同作のオファーを受けた尾野は「最初に台本を読んだとき、『殺人はあってはならない悪いもの』という思いから断りたいと思いました。台本の読後感が『むごい、ひどい、つらい』の三拍子で、とてもひどかったからです。正直、こんな衝撃的な役どころから自分を守りたいと思いました」とそのときの心境を明かす。しかし、そんななかでひとつのきっかけがあった。「映画『凶悪』を観て、『できるかもしれない』と思いました。それでも不安がとれないまま撮影に入り、決して納得して演じたわけではなかったのですが、つくり手の誠実さに賭けました」と意を決してのチャレンジだったことを語る。

 また、演じた主人公フジコのキャラクターについては「客観的に見て狂気そのもので酷い女性ですし、一方で可哀そうだとも思いました。この女性はいつ幸せだったのだろうと思いました。フジコなりの幸せは時々あるようでしたが、私たちから見ると可哀そうな人。殺人への衝動の飛躍がすご過ぎるし、最後まで共感は一切できませんでした」。数々の映画やドラマに出演し、人気と実力を兼ね備えた日本を代表する女優のひとりとして活躍中の尾野だが、今回の新境地となる殺人鬼役で、これまでとは異なる新たな姿を見せている。

 尾野のほかキャストには、谷村美月、丸山智己、リリー・フランキー、浅田美代子、真野響子ら実力派俳優が名を連ね、演出は『1リットルの涙』『電車男』『絶対零度-未解決事件特命捜査-』(いずれもフジテレビ系)を手がけてきた村上正典氏(共同テレビジョン)が務める。主題歌は斉藤和義の「シンデレラ」に決定した。

 『フジコ』は、HuluとJ:COMが11月13日から全6話を共同配信する。



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  • “イヤミス”代表作『殺人鬼フジコの衝動』を尾野真千子の主演で実写化(C)HJホールディングス/共同テレビジョン(C)真梨幸子/徳間書店
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