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アンジー、長男マドックスくんの祖国カンボジアの真実を映画化

 今秋より日本でサービスを開始するインターネット映像配信ネットワーク「Netflix(ネットフリックス)」で、来年、アンジェリーナ・ジョリー・ピットによる監督作『ファースト・ゼイ・キルド・マイ・ファーザー:ドーター・オブ・カンボジア・リメンバーズ(原題)』が独占配信されることがわかった。

 同作は、カンボジア人作家と人権活動家のロウン・ウン氏による手記を映画化。子どもの目をとおして戦争の犠牲となる怒りや悲しみを描き出す。

 ジョリー・ピットは、ウン氏との共同脚本を監督するだけでなく、アカデミー賞最優秀外国語映画賞にノミネートされた『ザ・ミッシング・ピクチャー』(2013年製作、『消えた画 クメール・ルージュの真実』の邦題で2014年に公開)のカンボジア人監督およびプロデューサーのリティー・パニュ氏と共にプロデューサーも務める。来年Netflixで全世界に配信されると共に主要な映画祭への出品も予定されている。

 カンボジアでは、1975年、ポル・ポト率いる共産主義政党クメール・ルージュ軍が首都プノンペンを占領し、政権を握る。ウン氏が5歳の時だった。それから4年間で200万人ちかくのカンボジア人が虐殺される恐怖の独裁政治が続く。プノンペンの実家から強制的に孤児専用の労働所に送られたウン氏は、そこで児童兵として訓練される一方、6人の兄弟は強制収容所送りとなった。

 戦争を生き抜くことができたウン氏は、その壮絶な体験を綴った手記を2000年に出版。同作を10年以上前に読んだジョリー・ピットがウン氏に連絡を取り、交流が始まったのをきっかけに、2人は映画化に向けて動き出す。

 ジョリー・ピットは「私はロウンの本に大きな感銘を受けました。子どもがどのように戦争を体験し、心にどのような傷を負ってしまうか、その意味を永遠に私の心に刻んだのです。また、私の息子の祖国でもあるカンボジアの人たちとのつながりも、彼女のおかげでさらに深めることができました。この本を映画化できることは私の夢でもありましたし、ロウンやパニュ監督と共同製作できることを大変光栄に思います」と今回の企画にかける熱い思いを語っている。カンボジア生まれでジョリー・ピットの養子となった長男マドックスくん(13)も製作に関わる予定だ。

 全世界50ヶ国以上に6500万を超える会員を持つNetflixとの提携について、ジョリー・ピットは「このような映画は向き合うことが難しく、思わず目を背けてしまいがちですが、観ることは非常に重要なのです。また、実際の製作も困難を極めます。これらを可能にするのがNetflixでした。彼らとの提携を通して本作を製作できること、また、彼らを通じて多くの視聴者に届けられることを大変楽しみにしています」とコメントしている。



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