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【花燃ゆ】瀬戸康史、「最期まで切なく」 松陰門下の稔麿役を好演

 NHK大河ドラマ『花燃ゆ』(毎週日曜 後8:00 総合ほか)で、高杉晋作(高良健吾)や久坂玄瑞(東出昌大)、入江九一(要潤)と共に松下村塾の“四天王”と称された吉田稔麿を演じている瀬戸康史。俳優デビューしてから10年、切ない男の役が似合う役者になった。

 ドラマの序盤、吉田寅次郎(=松陰、伊勢谷友介)に「君の志は何だ」と聞かれ、すぐには返答できなかったものの、後に「存分に学びとうございます!」と断言する稔麿の“見せ場”があった(第10話)。瀬戸は「そのせりふはものすごく胸に突き刺さりました。シンプルでストレートなせりふですけどものすごい熱意がにじみ出ていて、瀬戸康史としても問われているように思えました。役と自分がダブるところがあって、何のために俳優をやっているんだろうとか自分を見詰め直すことができました」と話す。

 14日放送の第24回では、「八月十八日の政変」によって失墜した長州藩の復権を目指して、京で活動を続ける玄瑞のもとに“四天王”がそろい、「松陰先生が果さんとした志を我らで、猛々しく」と拳を合わせ、自分に何ができるかを考え、自ら行動することを誓いあった。その中で、「風になる」と宣言したのが稔麿だった。稔麿は、情報収集能力に優れ、江戸から松陰に幕府の動きを逐一伝えるなど重要な役割を担ってきた。「表舞台には立たんでいい、京を駆け巡り情報を集めてきます」というせりふが、『花燃ゆ』の中で一貫して描かれた稔麿の人物像を象徴している。

 家族思いで、妹・ふさの幼なじみでもある主人公・文(井上真央)にほのかな恋心を抱き、彼女の幸せを願ってきた心根の優しい人柄が、観る人の胸に深く刻み込まれることになるだろう。

 演じた瀬戸も「山口県の方は別にして、久坂や高杉に比べて、稔麿のことをご存知ない方が多い中で、稔麿がどういう人物だったか、が良く描かれていたと思います。視聴者の方からも稔麿に共感する声が寄せられていると聞いていますし、彼の葛藤を演じることができて、ものすごく充実していました」と回想する。

 稔麿は、京の旅館、池田屋に潜伏していた尊王攘夷派の志士らを、新選組が襲撃した事件に巻き込まれ、命を落とす。この時、稔麿は長州藩邸の門前で自害したとも、池田屋に取って返して討死したとも伝えられているが、真相は定かでない。今回のドラマで描かれる稔麿の最期は「切ないです。でも、ただ切ないだけじゃない、どこか希望もある」と瀬戸。志半ばでの死を精一杯演じた。

  『花燃ゆ』第24話「母となるために」は20日午後1時5分より総合テレビで再放送、池田屋事件の前後が描かれる第25話「風になる友」は21日午後8時より総合テレビ、同日午後6時よりBSプレミアムで放送される。



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