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東出昌大、『花燃ゆ』クランクアップ「人間として大きな経験に」

 俳優の東出昌大が5月1日、一足先にNHK大河ドラマ『花燃ゆ』(毎週日曜 後8:00 総合ほか)のクランクアップを迎えた。松下村塾の塾生の一人で、主人公の文と結婚し、禁門の変に散る長州藩士・久坂玄瑞を演じた。東京・渋谷のNHK内のスタジオには、この日、撮影のなかった文役の井上真央や高杉晋作役の高良健吾らが駆けつけ、東出の最後の収録を見届けた。井上から花束を受け取った東出はハグで言葉にならない思いを伝えていた。

東出昌大のクランクアップに駆けつけた井上真央(C)NHK

東出昌大のクランクアップに駆けつけた井上真央(C)NHK

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 井上は「(先にクランクアップするのは)わかってはいましたが、寂しいものですね」としみじみ。湿っぽくなりかけたところで井上が「辰路(たつじ)のことはチャラにしてあげます」とジョークを飛ばすと、東出が「根に持っていたんだ…」とツッコミを入れ、その場を笑いに変えた。井上は「久坂が死んでしまっても、最終話まで文の心の中にいるので、どこかで見守っていてください」と言葉をかけ、スタジオの出口に向かう東出を後ろから見送った。

 スタジオを出て取材に応じた東出は「どの作品であっても、クランクアップした時は、自分の役者人生にとってプラスになる経験ができたと思うのですが、この作品で久坂役をやらせていただけたのは、人間としてとても大きな経験ができたと思っています」と感無量な様子。

 「人間として視野が広まったし、久坂玄瑞について調べて、勉強して、彼の思考に追い付こうとして、僕自身も志を持って芝居をしているうちに、彼の純粋性、世のため人のためだけに生きたその尊い精神と生き方から多くのことを学びました」と思いがあふれた。

 「まだ気持ちの整理がついていない…」と何度も断りを入れながらも、「8割は久坂として文さんを残して先に死んじゃったことを、2割は東出として井上さんと苦楽を共にできないことを申し訳なく思います」と話しているうちにみるみる目が赤くなっていった。

 井上に対しては「よく『井上さんにエールを』と求められますが、真央さんはもう十分すぎるくらい頑張っていらっしゃる。だから、真央さんと共演できてよかったです。皆そう思っているし、僕もそう思っています。今後の文の活躍に期待しています」と心を込めた。

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