• ホーム
  • 芸能
  • 【花燃ゆ】井上真央、中盤からの巻き返しに意欲「女性としての成長、見せたい」

【花燃ゆ】井上真央、中盤からの巻き返しに意欲「女性としての成長、見せたい」

 女優・井上真央が主演するNHKの大河ドラマ『花燃ゆ』(毎週日曜 後8:00 総合ほか)で、このほど第22回「妻と奇兵隊」(5月31日放送)のハイライト、「女台場」(おなごだいば)の築造シーンの撮影が行われた。井上は「なぜ吉田松陰や高杉晋作ではなく、女性の文(ふみ)を主人公にしたのか、その意味がここから出てくるのかな」と、中盤からの巻き返しに意欲を見せた。

【写真】その他の写真を見る


 「女台場」とは、山口・萩に現在も残る市指定史跡「菊ヶ浜土塁」の通称。久坂玄瑞ら長州藩が攘夷決行として関門海峡を通過する外国船を砲撃したところ、却って反撃を受け、戦艦をはじめ下関の住民たちも大損害を被った。それを知った萩の人々は「自らの手で城下を守ろう」と、身分や貧富を問わず、今でいうボランティアで、外国船からの襲撃に備えるための台場(土塁)を築いた。当時、滅多に外に出ることのなかった武士の妻や奥女中までもが参加し、特に女性たちが活躍したことから、「女台場」と呼ばれるようになったという。

 「今できる事をしたいんです」と立ち上がる長州・萩の女たち。ドラマでは、文が率先して台場造りの作業に参加し、母・滝(檀ふみ)、兄嫁・亀(久保田磨希)、姉・寿(優香)ら家族、高杉晋作の妻・雅(黒島結菜)、吉田稔麿の妹・ふさ(小島藤子)、稔麿・ふさの母・イク(芳本美代子)、入江九一・野村靖の妹・すみ(宮崎香蓮)、長州藩の重臣・椋梨藤太の妻・美鶴(若村麻由美)や毛利家の“奥”を取り締まる園山(銀粉蝶)までもが大集合。

 山口県を代表する民謡「男なら」はこのときの作業唄として歌われたと伝わることから、撮影でも「一日中、歌っていましたね。音程を取るのが難しくて、練習しなきゃと思って私が口ずさむと、皆、笑いながらも一緒に歌ってくれた。しばらく耳に残って離れなかったです(笑)」と井上。

 この「女台場」のシーンの直前、文は外国船から報復を受けた責任を感じて落ち込む夫の久坂(東出昌大)から「女にできることなんぞない」と背を向けられてしまう。

 井上は「久坂や高杉、松下村塾の塾生ら男の人たちが『国を変える』という大義を掲げ、過激になっていく中、おにぎりを差し入れるくらいのことしかできなかったことが歯がゆくもありました」と思いを重ねる。

 「日常の中にある幸せを男性たちに気づかせあげるのが当時の女性の役割だったと思いますし、前半は文を通して日常の大切さを描いていけたらと思っていました。それが、『女台場』以降、徐々に変わっていくんです。女にもできることはある、と。それまで、待っているだけだった文が、寅兄(吉田松陰)の遺志を継いで、自分にできることを考え、行動に移した最初の一歩がこの『女台場』で象徴的に描かれます。文の女性としての成長を感じていただけるように、これからも気持ちを込めて演じていきたい」

 力強く、真っ直ぐな目で井上は「時代に翻ろうされながらも生き抜く文の心の強さが、視聴者の方々への勇気や励ましにつながればいいなと思います」とも話していた。大河の主役として真ん中に立ち続ける井上の強さもまた、視聴者の勇気や励ましになるに違いない。



関連写真

  • 大河ドラマ『花燃ゆ』第22回「妻と奇兵隊」(5月31日放送)の「女台場」の築造シーン(C)NHK
  • 4月19日放送『花燃ゆ』第16回「最後の食卓」より。野山獄に捕えられ、絶望と孤独の淵にいる兄・吉田松陰(伊勢谷友介)に、江戸幕府からの召喚状が届く。江戸で詮議にかけられ、死罪となるかもしれない危機に、文はがく然とする(C)NHK
  • 4月19日放送『花燃ゆ』第16回「最後の食卓」より。ただ死を待つだけのように見える松陰だったが、実は胸にある覚悟を秘めていた…(C)NHK
  • 4月19日放送『花燃ゆ』第16回「最後の食卓」より。松陰が江戸に発つ前の最後の夜、文は松陰に意外なことを告げる (C)NHK

オリコントピックス