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岸谷五朗「50歳でも、まだまだ」 京都の“高齢”時代劇スタッフに刺激

 俳優の岸谷五朗(50)が2日、東京・渋谷のNHKで木曜時代劇『ぼんくら』(10月16日スタート、毎週木曜 後8:00、連続10回)の取材会に出席した。人気作家・宮部みゆき氏の時代ミステリーの代表作を連続ドラマとして初めて映像化。岸谷は『またも辞めたか亭主殿』(2003年)に主演して以来、11年ぶりのNHK時代劇主演となる。

NHK木曜時代劇『ぼんくら』で主演を務める岸谷五朗 (C)ORICON NewS inc.

NHK木曜時代劇『ぼんくら』で主演を務める岸谷五朗 (C)ORICON NewS inc.

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 9月27日に50歳の誕生日を迎えたばかりの岸谷は「京都の撮影所で誕生日を迎えましたが、監督を見たら80歳(古川一義氏、正確には79歳)、照明さんは76歳、音声さんも76歳、彼らがオープンセットをところ狭しと動き回っている姿を見たら、50歳なんて、まだまだだなと思った」と感心しながら、「充実した作品作りができています」と手応えを語った。

 共演者とも不思議な縁があり、風間俊介(31)は「実は、岸谷さんの40歳の誕生日も一緒にいたので、60歳の誕生日もこの作品の続編でご一緒できたらうれしい」と希望。岸谷と夫婦役を演じる奥貫薫も「岸谷さんとは私のデビュー作(1989年の映画『バトルヒーター』)以来、25年ぶりの共演で、夫婦を演じることになるとは、しみじみうれしく思います」と微笑んだ。

 同ドラマは、無精者で、捕物などの面倒事が大嫌いな本所深川見回り方同心の井筒平四郎(岸谷)が主人公。鉄瓶長屋で起きた八百屋殺しを皮切りに、次々に長屋の住人が消えていく不可解な事件が次々と起きる。不審に思った平四郎が、頭脳明晰な甥の弓之助の知恵を借りながら独自に調べ始めると、17年前に起こったある事件の謎が隠されていることに気づく。

 岸谷は「刀や十手を一度も抜かない時代劇は珍しい。(ステレオタイプの時代劇から)少しはみ出た感じを意識して演じています」とアピール。「登場人物たちの会話は喜劇の要素がたくさんあって、楽しくて、現場でミステリー作品を撮っている感覚はまったくないのですが、出来上がった作品を観ると宮部さんの世界観がよく出ていて、10話を通した大きなうねりがある、なかなかない時代劇だと思う」と話していた。

 取材会にはほかに、弓之助役の子役・加部亜門、鉄瓶長屋の住人・お徳役の松坂慶子も出席した。

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  • NHK木曜時代劇『ぼんくら』で主演を務める岸谷五朗 (C)ORICON NewS inc.
  • 岸谷と夫婦役を演じる奥貫薫 (C)ORICON NewS inc.
  • (左から)奥貫薫、岸谷五朗、加部亜門、松坂慶子 (C)ORICON NewS inc.
  • 松坂慶子 (C)ORICON NewS inc.
  • NHK木曜時代劇『ぼんくら』の取材会に出席した加部亜門 (C)ORICON NewS inc.
  • NHK木曜時代劇『ぼんくら』の取材会に出席した(左から)奥貫薫、岸谷五朗、加部亜門、松坂慶子 (C)ORICON NewS inc.
  • NHK木曜時代劇『ぼんくら』の取材会に出席した(左から)奥貫薫、岸谷五朗、加部亜門、松坂慶子 (C)ORICON NewS inc.

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